Everyday NEWS ! (ページ28)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:3,823 hit

S.K × 記念日 [恋人] 2/3 ページ28

Aside

今日は金曜日だから、シゲちゃんは朝から生放送のお仕事がある日。

いつも頑張ってる、夜遅くに帰ってきてるシゲちゃんに、私ができることといったら、温かいご飯を出すことくらい。

きっとシゲちゃんの方がレパートリーも多いし、味付けも凝ってるんだ。

でも、ちゃんとしたお付き合いをする前に会話の中で、シゲちゃんがポロッと「料理は人に作ってもらった方が断然美味しい」ってこぼしたことがあったから、少しでも力になりたいなって、なるべく作るようにしている。

あ、もう5時、そろそろシゲちゃんが起きる時間。

寝室に戻って、ドアのところから声をかけたけど返事が無かったから、まだ起きてないのかな。

こんな日くらいいいかなと思って、ベッドサイドまで行って、シゲちゃんの耳元で、いつもなかなか言えないことを言ってみる。

『シゲちゃん最近お仕事忙しいもんね、いつもお疲れ様』

『…そして今日はNEWSの結成日だね、14周年おめでとう。』

『…後はね、私たちの記念日だよ…！いつもありがとう、大好きだよ。これからも、ずっとずーっと一緒に居たいなぁ…なんてね』

最後のは私のちょっとしたワガママ。

シゲちゃんのお仕事は、女の子に夢を与えるお仕事だから、将来の確約ができないことくらい痛いほど分かってる。
それでも、ちょっと口に出すだけで、なんだか満たされるから…！

シゲちゃんのまつ毛長いなぁ、鼻筋も通ってるし、お肌綺麗…なんて思いながら、シゲちゃんの顔を見つめていたら、パチっと開いたシゲちゃんの目。

『あ、起きた！おはようシゲちゃん』

おはようの返事もないまま、何かを見透かすような目でこちらを見るシゲちゃん。

『どうしtうわ…！』

起きたばかりの人の力とは思えない強さで抱きしめられる。(だって起きてたもんbyシゲ)

「おはよ、A」

『お、おはよ、シゲちゃん、朝ごはんできるよ…？』

「ん、ありがとう。でもその前に」