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end ページ21
シ「んー、なんか俺も眠くなっちゃったわ」
"眠くなっちゃった"なんて可愛いなぁ
シ「こら、にやにやしない」
『ふふー』
『ねぇ、』
そういって両手を広げた私にちょっと動揺しながらも
シ「可愛いお嬢様のためなら仕方ないですねぇ」
なんて、余裕そうにお姫様抱っこをして寝室まで連れていってくれるけれど、伸びかけの髪から覗く耳は真っ赤で。
『ふふふ』
シ「さっきからなんですかー、ニヤニヤして」
ストンとベッドに落とされる。
『んー、幸せだなぁって〜』
そういう私をクスッと鼻で笑いながら、
ベッドに入るや否や私を抱きしめる。
シ「あんまり可愛いこと言うなよ」
シ「さ、お昼寝お昼寝」
シ「後のために体力温存しとけよ〜？」
冗談めかしていうシゲちゃんだけど、
割と本気だったのは後のお話。
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作者名：さいり | 作成日時：2017年8月11日 21時
