Everyday NEWS ! (ページ3)

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机に伏せてわんわん泣いていたら、肩を掴まれて椅子ごと身体を横に向けられた。

祐「ねぇ、A聞いて？」

『………いやだ……ｸﾞｽｯ』

駄々をこねてぐずっていると、フワッとお兄ちゃんの匂いに包まれた。

祐「A、勉強頑張ってるんだってね、お母さんから聞いたよ。」

祐「テレビで俺見ると、兄ちゃんも頑張ってるからAも頑張らないとって思ってくれるんでしょう？」

祐「でもAはちゃんと息抜きしてる？頑張りすぎたら身体も心も疲れちゃうからね」

祐「Aはこんなに頑張ってるんだからたまには誰かに甘えてもいいんだよ？」

祐「大丈夫、大丈夫」

耳元で聞こえるお兄ちゃんの優しくてゆっくりとした声、

そして頭と背中をさすってくれる温かい手。

私が泣き止むまでずっとそのままでいてくれた。

『…あんなひどいこと言ってごめんね？』

祐「Aがあんな風に思ってないことなんてお見通しだからね！子猫ちゃん♪」

ファンだけでなく、一回りも離れた妹にも、子猫ちゃんなんて言う私のお兄ちゃん。

それでもたくさん努力を重ねてるお兄ちゃんの「大丈夫」は魔法の言葉です。