Everyday NEWS ! (ページ12)

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Aside

あれから、厳かな雰囲気に少し戸惑いながらも、シゲと2人で美味しいご飯を食べて。

そして、お店の人も手伝ってくれて、「これからもよろしくな」なんて顔を少し赤くして言うシゲに真っ赤なバラの花束なんてもらっちゃって。

あぁ、もうこの人と一緒にいることが出来るなら、結婚じゃなくてもいいや、なんて思いながら、食事が落ち着いたところでシゲのお家へ連れていかれた。

ｶﾞﾁｬｯ

シ「ただいまぁー」

『おじゃましまーｸﾞｲｯ

家に入るや否や私を抱きしめて壁際に追いやるシゲ。

『ちょっ…どしたの…？』

シ「A？」

『…なぁに？』

シ「いつもありがとな」

『こちらこそありがとう』

シ「俺さ、Aがいてくれるから頑張れるんだよ」

『めずらしいね…シゲがそんなこというなんて』

シ「だってほんとだもん」

『ふふふ』

シ「だからさ…」

『……だから…？』

シ「…ごめん、やっぱなんでもない。」

途中で言葉をやめたシゲは私のことをパッと離した。

シ「お風呂沸かすから、先に入りな…？」

なんだかそれ以上は踏み込んじゃいけない気がして。

『うん、わかった、ありがと』

あれからお風呂に入って、そろそろ寝ようかってなって、一緒にベッドに入ったけど、

シ「今日はAのこと抱きしめて寝たい」

って言うから、何もなく2人で一緒に眠りについた。

やっぱり結婚は期待するものじゃないななんて思ったけど、シゲと一緒ならなんだっていいやって思って、あっさりと眠りについた。