俺の居場所をとらないで【ころん】【男主】

7話 ページ9

教室に戻れば誰も俺に見向きもしないから楽だ



……るぅともあいつの仲間｡



分かりきっていたことなのに裏切られた感じでイラつく



る「Aくん!!ﾊｧ…ﾊｧ」



『!!!!るぅ…と…


なんだよ』



る「お昼食べてないですよね?だからお弁当をわけあいっこしようと思って……」



は?こいつ俺がさっきまであいつに怒鳴り散らかしたの見てたのになに言ってんだよ



どうせあいつの命令だろ?



『良い………どうせあいつの……』



る「いえ!!これは僕が自分でやっていることなので、ころちゃんの命令じゃないですよ?
だから食べましょ?」



なんなのこいつ…



『いらねぇって言ってんだｸﾞｩｩｩｩ……ろ……』



る「え?w今なんか鳴りませんでした?Aくんの方から…」



『鳴ってねぇよ!!』



る「じゃあいらないって事で良いですね?」



『っ………』



る「う〜ん…ぁ!!ﾓｸﾞﾓｸﾞ」



なんか食い始めてんだけど…



る「ひゃい!!ほれ、ほひはぇっへはへへふひゃはい!!(はい!!これ、持ち帰って食べてください!!)」



る「ｺﾞｸﾝではこれで失礼しますね?お昼の放課が終わっちゃうので!!

次の授業なんでしたっけ?」



机の上に残されたるぅとの食いかけの弁当



『一口だけ……食ってやるか……ﾊﾟｸｯ』



…………普通に旨い弁当だけど






あいつが小学生の頃作ってくれた唐揚げの味に似てる気がした…

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