2話 ページ2
ころんside
こ「あの子…大丈夫かな……?」
な「なんか、危なそうだよね…?」
莉「ここ、いっぱい車通るし…」
一生懸命ボールを追いかけている子供に目を離せなくなりその子を見ていたら
右側から車が意外と速いスピードで来た
子供「ぼーりゅ!!とぇた!!ベチッ
うぅ…」
ボールを追いかけていた子供は、車に気付かず呑気に転けてしまった
こ「危ないっ!!」
僕は、反射的に動いてしまった
先の事は考えずに、目の前の事だけを考えて
莉「ころちゃんっ!!ダメっ!!」
な「ころん!!」
2人の助けを止める声がしたけどそんなの聞こえないフリをして子供のもとへと走った
もう少しで子供が車体に当たりそうだったところで僕は身を乗りだし、その子を歩道側へグッと押した
それと同時に来る激痛と浮遊感
僕は、車に跳ねられたのだと理解した
莉「〜!!〜こ……ゃ〜!!」
な「し…ゃ……だ…っ!!」
莉犬くんとなーくんがなにか言ってるけどあまり聞こえない
地面に頭から打ちつけられた
そのあと、ぼんやりとしか、見えなかったけど僕は、精一杯口を開いて
こ「るぅ…と……くん…に…ぷれぜ…ん…と………」
そう言って僕は目を閉じた
同時にそこからの…それまでの記憶は消えていった
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