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そして時は過ぎて俺たちは誰もが幸せで過ごせて争いの起きない国"NEVERLAND"を作り上げた。
「だいぶ人が集まってきたなぁ。」
貴は椅子に座りながら言う。
「そうだな、まあ、どっかの誰かさん達のおかげで退屈しなかったけど。」
シゲはあることを計画してる俺たちを見つめながらいった。
「今度は宇宙の旅とか無謀すぎない?祐也、慶」
貴はソファーの背もたれ部分に手を置きながら俺たちの間に立った。
「無謀じゃないよ、だって、俺たち4人が揃えば無理なことも叶うような気がするんだよ!」
祐也は楽しそうに笑った。
「そうだな、じゃあ、宇宙旅行の次は?」
「うーん、仮想空間とか面白そうじゃない??」
祐也の計画に俺は少しクスッと笑ってしまった。
「む、無理じゃないでしょ!」
「そうだよな、無理じゃないな、俺たちだもんな?」
そういいながら笑い合う俺たちに貴はふぅっとため息をついたが優しいほほ笑みで俺たちを見つめた。
シゲはニッと笑って書斎へ向かった。きっと計画をまとめるんだろう。
この無謀の計画も、この4人だったら叶うはず。
祐也と同じようなことを思いながら俺は彼の手を握った。
祐也も手を握り返した。
この先も、途方のない未来まで…
この物語が続きますように…
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作者名:ロイ | 作成日時:2020年5月29日 22時