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Y.Tside

一足遅れて俺は仕事場に到着し楽屋に向かおうとしていた。

なんか視線を感じるのは気のせいか…

アウターのポケットに手を突っ込みながらエマ元気かなぁ、、なんて考えていると

「手越さん。」

と聞き覚えのある声が聞こえた、その主は里奈ちゃんでも晴空ちゃんでもなく

「あ、真希さん。」

あの人だった。

「手越さん…今から私と倉庫へ来ていただけませんか?」

今度は何するつもりなんだろう。

もしかしたら話し合いしてはい、仲直りなんていうのも有り得るかもしれないと、、そんな宝くじが高額当選する並の確率の僅かな希望を持ちながら俺は彼女に着いて行く広い倉庫へ入った。

恐らく使われていない角材やらセットやら置いてある。

「真希…さん?」
「気安く呼ばないで?あんたさー、まだNEWSにいるつもりー?あんなにメンバーに無視されて嫌われてるくせに、もうスタッフさんにも必要とされてないこと自覚しなさいよ。」

俺が声をかけた途端真希さんはいきなり服を脱ぎ始めた。

……って……え?!

「…!?」

え、この人なに、とうとう頭おかs…元からか!じゃなくて!!何してるの!?

てか場所を見ればわかる、ここは話し合いをする場ではないということを俺は怖くてその場に立ち尽くしてた。

「これで最後よ、あんたの人生これで一気にぶち壊してあげる」

とドス黒い笑みを浮かべた真希さん、でも大丈夫、俺には"ある物"があるから…と考えていると真希さんはいきなり悲鳴を上げた。

暫くするとドアが開くそこには息を切らした綾音さんが来た。

「ちょっとあんた!真希になにしたの!?」

とズカズカと俺に近づきそして思い切り俺の頬を引っぱたいた、あまりにも勢いが凄いため俺はバランスを崩しかけるが胸ぐらを捕まれ無理やり立たされる。いや、アトラクション並みの流れ…

「服脱がせてもしかしてあんた真希に…」
「違う…俺はやってない。」

冷静に反論するも頭に血が上ってる綾音さんはまともに取り合ってはくれずまた平手打ちを繰り出そうとした途端誰かに手首を掴まれた。

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作者名:ロ イ | 作成日時:2019年3月7日 23時

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