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Y.Tside
いつまでもクヨクヨして悩んでも仕方ないか、いつもどうり明るくいこう。
その方がいいよね?だって他のスタッフさんにも迷惑かけられないもん。
そう考えてたらいつの間にか撮影は終わっていた。
もちろん、1人だけど明るく振舞っていたら全然悲しくなかったけど...なんか虚しい気がした。
すると1人の女性が俺の元へ近づいてきた。
彼女の名前は綾音さん、真希さんの親友だ。
「手越くん、後でちょっといいかな、」
少し怒ってる感じの声で言われたが俺はその圧に負けてはいと言った。
そして俺は呼ばれた別室へと入った。
そこには既に真希さんと綾音さんがいた。
「手越くん、真希のこと脅してるって聞いたんだけど?ほんと?」
「は?」
俺は思わず声を出してしまった。
「どういうこと...」
「嘘つかないで...送られて来たのよ...『小山と別れなきゃ週刊誌にお前らが付き合ってることをバラす』って...。」
嘘だ、それは真希さんの嘘だ。
「送ってません。」
そういっても綾音さんは信じてくれなかった。
綾音さんはその後机に手を叩きつけながら…痛くないのかな?←
「嘘をつかないで!しっかり証拠はあるんだから!」
と言いながら見せつけて来たのはあるトーク画面だった。
相手側のアイコンが見えない…しかも俺は真希さんとLINE交換はしてない…。
今すぐ証拠としてトークの友達欄を見せることが出来るがこういう輩はブロ削したとか言い始めるから無駄だ。
相手が認めるまで追求する、圧迫面接のような空気に俺はもうこの空気に耐えきれなくなってとうとう
「…ほんとです…やりました…」
ついに認めてしまった。
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作者名:ロ イ | 作成日時:2019年3月7日 23時