遊園地 ページ15
「お待たせー!」
『遅くなってごめんね。』
予定より少し遅れての到着。
タブレットの中にある資料を見ると、
呪霊の報告が出ている。
しかも、この間の爆破事件の呪霊らしい。
『危険な任務になるかも。最悪命を落とす可能性もあるから、見つけたら連絡して。』
「「「はい!」」」
二チームに別れて遊園地を見回ることに。
私は今回は虎杖くんと組むことに。
「先輩どう?」
『呪力が僅かすぎて、何処にいるかまではわからない..。』
このまま放っておけば、きっと誰かが犠牲になる..!
『この誤魔化し方、特級レベルまでに上がってるかもしれない..。』
「..!..じゃあ、俺たちだけじゃ危なくない?」
『大丈夫だよ。私なら余裕のよっちゃんよ。ただ、今の時間帯じゃ厳しい。非術者に被害が及ぶわ。』
今すぐにでも祓わなきゃいけないレベルまで
来ている呪霊を放って置くわけにはいかない。
だからと言って、此処で戦闘が始まれば100%被害が出る。
考えていると、観覧車の方が騒がしくなる。
「どうしたんだろ。」
『行ってみよう。』
観覧車の方まで来ると呪力が強まる一方、
見覚えのある女性の姿が。
『佐藤さん!』
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作者名:雪姫 | 作成日時:2022年7月17日 22時