検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:7,176 hit

谷裂の飴 谷裂side ページ14

「谷裂ーー」

谷裂「なんだ。」

「飴ちょーだい」

谷裂「ん」

「ありがとー」

そう言って俺から飴をとるA。

こいつは誰かとコンビを組んでいないから

いつも違う奴といる。

その中で俺と木舌といる頻度が高いらしい。

だからこの前他の奴らにずるいと言われた。

どんだけこいつが好きなんだよ。

「谷裂ー、これイチゴ味?おいしー」

谷裂「確かそうだった気がする。

じゃあまた買っておく。」

「ありがとね、谷裂飴くれるから好きー」

…?

つまり、飴がなければ俺にくっついてこないのか?

飴があるから俺のところにくるのか?

そう思い始めたらだんだん腹が立ってきた。

谷裂「おい」

ドンッ

「えっ、壁ドン?私怒られるの?」

谷裂「まぁ怒ってるな。」

「え、え、ごめん谷裂、なんかした?」

谷裂「お前、俺が飴を持ってるからついてくるのか?

他の奴が飴でお前をつったらそっちいくのか?」

「え、いや、他の人は飴くれないし…」

谷裂「くれたらの話だ!」

「ひっ、いや、たぶんいかない…谷裂だけかな…」

谷裂「…そうか、すまない、びっくりさせたな」

「は…ぁ…びっくりして腰抜けたよ…w」

そう言って座り込むAを抱える

「なんか、よく分かんないけど、すぐカッとなるの

なおしてよ心臓に悪いから。」

谷裂「すまなかった、気をつける。」

久しぶりにあんなに腹が立った

Aもビビらせてしまったし…

気をつけないとな…

「…谷裂、さっきの飴もう一個ある?」

谷裂「?あるぞ。ほら。」

「ありがと。


はい、あーん。」

谷裂「は」

「はやく、はい!」

谷裂「…」パク

「ふふ、今私たち同じ飴舐めて、

同じ味共有してるね!」

谷裂「!」

そうか

これは俺だけの特権だから

他の奴にもやると思ったら腹が立ったのか。

つまりは俺もあいつらと一緒なのか。

なんかそれも気に入らないが

これが独り占めできるならいいか。

「この飴美味しいと思わない?」

谷裂「…そうだな。」






__________________________________


その頃木舌


木舌「あの人たち、今日俺も一緒に仕事なの

忘れてるのかな?だから2人の世界に?

この現場を見てた俺の気持ちはどうなるの…

もう…でも邪魔したら悪いよね。

今日は俺は退散しようか…うわぁ!!!!」


ドスン


平腹「やった!落とし穴成功ーーーー!!!

あのときAに作り方教えてもらっといてよかったー

おもしれーー!」

木舌「ひ、平腹ーー!!!!!泣」

佐疫の目→←斬島の目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:獄都事変 , ギャグ , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成瀬れもん | 作成日時:2015年12月19日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。