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5話 ページ6

side斉木楠雄

今日も今日とて平和に終わろうとしていた。

数分前までは。

A『……あ、パパだ…』

そう、モンスターが帰ってきた。

ご丁寧に校門でお出迎えだ。

A『おかえり。』

哲「ただいま〜!パパ居なくて寂しかったか〜?」

A『うん。』

哲「そうか〜!俺もめっちゃ寂しかったわ〜!心にポッカリ穴が空いたと思ったわ。」

淡々と答えるAに対して熱く語る。

温度差凄いな。

哲「さあさ、車に乗り。」

A『はーい』

車に乗せて僕の方に来た。

哲「俺が居らん間、手ぇ出てないよな?」

モンスターが帰ってきた(2度目)

哲「あと虫除けもちゃんとしたんやろな?」

僕は虫除けじゃない。

哲「苦肉の策でお前に頼るしかなかったん!ああ!怖くて外に出したない!」

モンスターはやはりモンスターだった。

A『パパ…ケーキ食べたい』

窓からひょっこり顔を出したと思えば…

哲「よっしゃ!全速力で走るで!」

安全運転でお願いします。

哲「ってなんでお前乗ってん!」

A『くーもケーキ食べたいって。』

哲「仕方ない…」

やはりこの人は親バカ…いやバカ親だな。

A『ケーキっ!』

テンション上がるのが珍しいわけではないが…

今日は一段と高いから珍しい。

A『生クリームの奴が良い。』

僕は自分の食べたいケーキを買う。

哲「しゃーない。楠雄、何食いたいん?」

別に僕は自分の…

哲「Aのお守りしたんやろ。褒美でもやらんと。」

この一家は神だ!

A『パパ、あれ。』

哲「ちゃんとホールで買うから安心して車に乗ってなさい。」

ホール食うのか。

哲「楠雄も乗れ。見てない隙に手ぇ出すなよ。」

誰が出すか。

そもそも

A『パーパ』

哲「今行くから大人しく待っとって。」

コイツは

お父さんのこと大好きだもんな…

A『?うん、パパ好き。』

哲「A!!もう一度言うてみ!」

?マークを出しつつも

A『パパ好き。』

哲「生きてて良かった…!」

A『でもママも好きだよ?』

うちの父と比較したら好きになる要素は山ほどあるな…

哲「なんや急に褒められてもデパ地下のスイーツしか出て来ないで。」

モンスター兼神だな。


その後、Aの家でケーキとスイーツを食べた後

哲「Aがいつもお世話になっとるみたいで〜」

母「あら、くーちゃん何かもらったの〜?」

親にも何か渡していた。

母「くーちゃん、珈琲ゼリー詰め合わせだって。」

神だ!(確信)

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白桜姫 - 続き見たい(切実に) (2018年10月21日 22時) (レス) id: 6519ad1531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年9月6日 16時

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