最弱総長逝っちゃって！

興味 ページ44

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たいじゅさんと色違いの軍服みたいなのを着ている、顔の整った人。


手には教会には似合わないパイプを持ってる。いやぁよかった。あのたいじゅさんに殴られてて。


右手で握れば、ミシリと音がして曲がった。ふぅん、いぬいくん？いぬいってどんな漢字？


私あんま興味ないんだわ。タイマン邪魔する奴のこととか。


その人の横っ面を殴れば、たいじゅくんの力がそっくりそのまま。いい吹っ飛びぷりだよ。そこでおねんねしときな。


「あーあ、せっかく10万の情報渡したってのに。なんでこんな時に限って、イレギュラー入ってくんの？」


「ワーオ増援？いいねぇ！いぬいくんは倒れてるよ。だって思いっきりぶん殴ったもん！
でもさぁ、タイマン中に乱入とか、」


「「何してくれちゃってんだコノヤロぉぉお！！！！」」


「ハハハハハハッ！！！！かかって来い！！クソガキ共！！！！」


聖夜になんてことをしてんだ、私たちは。


「ちょっと落ち着け、お前ら。」


三ツ谷くんの声が、熱くなっていた頭をばっしゃんと冷やす。私と花垣くん、それから金髪くんは三ツ谷くんの方へ近寄った。


「タケミっち、千冬。冷静になってよく聞け。状況は絶望的だ。


大寿はバケモンだし、後の二人もおそらくめちゃくちゃ強えぇ。


それに対して東卍は、千冬はボロボロ、オレも大寿の攻撃でかなり痛い、ピンピンしてんのはタケミっちだけだ。


でも、ここで負けたら柚葉はもっと酷い目にあう。殺されてもおかしくねぇ。


オレは八戒を助けるために一人できた。東卍とは関係ねぇ、個人的な問題だ。だから増援は期待できねぇ。


オレら3人で柚葉を守るぞ。」

とりま、いっぺん→←邪魔

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