最弱総長逝っちゃって！

退散 ページ22

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ヤベー時に入っちまった、と思いつつ、小さく「お邪魔しまーす…」と言うと、中にいた5人がこちらを向いた。


待ってデッカ！！！半間君と同じくらいあるでしょあの人！！


あの一番大きい人が無敵のマイキーさんなのだろうか…。誰であろうと怖い。


あっちは五人、こっちは十数人程度。倍いんのに戦力が桁違いすぎて無理ゲーだろ。


乙☆なんて言って退散したい所存ではあるが、半間君に腕を掴まれ背後にリーダー君たちがいる以上どうしようもできない。


死にたい。誰か私を逃してくれ。


「どぉも〜、呼ばれて？かは分かんねーけど、どうやら抗争するみてぇな話聞いてやってきたけどぉ…」


「あ？テメェらが…」


「お話に上がってた“無名”、「副」総長の半間。以後よろしく♡ほら、総長も挨拶」


「待ってぇ…無理、やっぱ無理…怖いよぉ！！！助けて半間君てか代わりに自己紹介してよ自己紹介じゃ無くなるけど！！」


「自分でし…てくださいよぉ」


「だから、敬語無理してつけなくていいってばぁ！！！無理！！怖いし大きいし私なんて一捻りだって！！帰ろ！！もう帰ろぉよ！！！」


「いや、総長が行くって言ったじゃん…」


「そうだけどぉ！！！」


「…ちょっと待て」


私の猛攻撃(ガチ涙あり)の最中に待ったがかけられる。かけてきたのは三つ編みしてて、一番背が高い人。


誰あの人…怖…。あっ、その奥に座ってる金髪長めの人も怖い…。


私の体の震えはガタガタである。ガクブルである。ここまできたら地震と大差ないくらいには揺れてる。たしゅけて…だれか…

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