最弱総長逝っちゃって！

潰す ページ20

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なのに、そんな外道のようなことをするか？という話である。


だが、そんな口を挟む空気がなかった。すでに彼らは、「無名」を敵と捉えている。



「どうする？パー。やる？」


「…相手は新宿を仕切ってるグループだし、東卍もタダじゃすまないし…

みんなに迷惑かけちゃうから。


でも…悔しいよ、マイキー」



「んな事聞いてねえよ。


殺んの？



殺んねえの？」


「殺りてえよ！！！ブッ殺してやりてえよ！！！！」


「だよな。」


「え？」


「こんなかに、パーのダチやられてんのに迷惑って思ってるやついる！？



パーのダチやられてんのに、無名に日和ってるやついる！？



いねえよなぁ！！？


“無名”潰すゾ！！！！」


佐野の言葉に、東卍の人間が盛り上がる。雄叫びをあげ、騒ぎ出す彼らに佐野は背を向ける。


振り向いて残した一言は、「8月3日、武蔵祭りが決戦だ」という言葉だけ。


武道はその言葉を聞きながら、自分の知っている情報とは違う現実に困惑していた。



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＃＃＃

いつだって正しいとは限らない

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