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たい焼き9つ ページ10

「食い散らかすぞ」









目の前で繰り広げられている、喧嘩売っているところを止めるべきか、眺めるべきか

まあ、後者の立場に今いるのだが


先輩が、相手選手に対し威嚇している


向こう、ビビってる





「先輩、やめないと後で怒られますよ」



相手選手と目が合ってしまったので、止められずにはいられなかった


「笹原っ!こいつら」


田中先輩が、ものすごい苛立った顔をしてこっちを見た


チンピラか。




「聞いてました。いいじゃないですか、言いたいだけ言わせれば、粋がっている人ほど後で痛い目見るんですから。」



「おまっ、」


思っていたことを言ったらものすごい顔された
何がいけないんだ
助けてあげたのに、めっちゃ睨まれてるんだが



「A、止めにきたのかもしれないけど、逆に喧嘩うってる」


「え」






.









その後、主将に怒られた。





あれ、喧嘩売ってることになるのか。







「Aちゃん、ドリンク作りに行こう」




試合が、始まり私はそれぞれの部員の癖とか特徴とかをノートにまとめていた


そしたら呼ばれた









「清水先輩、私は男っぽいですか?」





「え?」








話すことがなくこの空気がなんとなく嫌だったので、さっき会ったことを話す




あの後、相手選手に、女なのか?と驚かれた

別に、あんまり気にしてないけど



「…誰かに言われたの?」



「まぁ、結構そうゆうことがあるので気にしてなかったんですけど、あんな態度取られたら、あー、ってなって」


どうなったんだろう

「…Aちゃん髪くくろう」


「髪ですか?でもくくれるか微妙ですよ」




「大丈夫、くくれる」




そう言われたので、しゃがむ

サラッと髪をすくわれる

少し、くすぐったい



「髪、サラサラだね、伸ばしたらいいのに」


「伸ばしたら、邪魔になるので」




そんな、他愛もない会話をしていたらできた、と、肩をトントン叩かれた


「うん、可愛い、行こう」





手を引っ張られた
後ろがスースーする








「くくんなくても良かったんじゃ…」

「ダメ、Aちゃんは可愛いんだから」


「?」







そのまま潔子さんに手を引っ張られたまま体育館についた。






「お待たせ」




潔子さんがそう言って中に入ると一同がこちらを見た。




「?!誰っすかその子!!」




「笹原です」


「?!」


「だから笹原です」

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涼風 - あ、いいですね「退部するか?」私に使って欲しいです退部したいんで切実に←いやもうまじで黄瀬うらやま← (2015年7月20日 20時) (レス) id: 87ece292d1 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸*碧 - 感想お待ちしております^_^ (2015年6月28日 13時) (レス) id: a104e93ff2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫丸*碧 | 作成日時:2015年6月20日 20時

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