うるさいな、黙ってろよ。

たい焼き４つ ページ5

(人1)side

黄色い髪の男性は黄瀬涼太と言うらしい、どっかで見た事あるなと思ったらモデルだそうだ
なんかなー、イメージ総崩れなんですけど

「笹原さんの、双子の妹さんが奇跡の世代と同じ学校だったのね？」

相田先輩が、話がわからない他の先輩の代わりにまとめた


「はい、らしいですね」

「らしいって、知らなかったんですか？」



黒子くんが、少し頭を傾げながら聞いてきた

だって、あの子学校の事あまりしゃべらなかったんだもん

「ってか、黄瀬くん？だっけ、いつまでここいるの、帰りなよ」


背中をグイグイ押す、あわわと訳のわから無い声を出しているけど無視無視


「黄瀬くんって呼ぶのやめてくれないすか？なんか笹原っちと同じ顔で呼ばれると寒気が…」



「だから、私は笹原(人1)だってば！
いいから帰れって、言ってるでしょ？！」



「そんなのわかってるっすよ、でも、なんかこう…」



背中を押しているから顔だけをこっちにむけて情けない顔を見せる


「重ねちゃうんすよね」









その顔とその声が酷く印象に残った



「いいから帰れ！」




追い出して、扉を閉める

大きく響き渡る音




「(人1)、大丈夫か？」


大我が、顔を掻きながら話しかける


「大丈夫な訳ないでしょう？！
なんなのよあいつAと間違えては違うって言ってんのに聞かないし、挙げ句の果てには呼び方変えろ？初対面だっつの！
何様のつもりよ！！何？黄瀬様？黄瀬様なの？ぶっとばすわよそのつら！！」



手をワナワナと動かし凄まじい暴言を吐いてる姿はもはや化物だっただろう






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(取り敢えず大丈夫だな)

(笹原さんとはやはり対応が違いますね)

(え、何なの？今年の一年すごいのばっかり入っちゃった？)

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