たい焼き２つ*修正 ページ3
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「おはよう、ございます」
そう言い、ガラッと体育館の扉を開けた
「おはよう、寝坊か？」
そう言い主将の澤村大地は、私のほうに向かってきた
「はい、寝坊しました」
生憎、ここの寒さには未だ慣れず、朝起きたときあまりの寒さに布団の中に潜り込んでしまった
おかげで朝練に遅刻してしまった
「はははっ、次からは気をつけろよ」
と、子供を諭すような口調でにこやかな顔で言われるが、実のところは右手をわたしの頭にのせギリギリと掴まれているのである
笑顔からにじみ出るのは優しさではなくもはや、怒りのオーラをまとった鬼といいたいぐらいの勢いだ
「まぁ、まだ時間はあるし、マネージャー業頑張ってくれ」
わしゃわしゃっと、頭を乱暴になでると、主将はそのまま練習へと戻った
私は言われたとおり、マネージャーの仕事をしようと同じくマネージャーの仕事をしている清水先輩の元へと向かった
「清水先輩、すみません後は私がやります」
スポドリを作っている最中だった先輩が少し顔を上げるとおはよと、言いながら
「ごめんね、ありがとう、寝坊したの？」
と、私の髪に触れた
私の髪は少し短すぎるようで、先輩の手が毛先に触れると同時に頬にも触れ少しくすぐったい
「はい、寝坊です」
「月島は、起こしてくれなかったの？」
「起こしてくれましたが、私がなかなか起きなかったんです」
そう言うと、ふふっと笑った
何がおかしいのだろう
「じゃあ、私は作ったやつを先に持っていくね、後のことはお願いしていいかな？」
「はい」
清水先輩は、籠を持ち上げ行ってしまった
一人で、その場に残り水を入れる
とても簡単で早く終わる作業なのに、長く感じる
水の音と少しの風の音
そして同じく部活をしている生徒であろう声
その中で、私一人だけ違う世界に取り残されたかのように、時間がとてもゆっくりと感じた
何を考えているのか
自分でもあまり良く分からない
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わかろうとも思わないが
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涼風 - あ、いいですね「退部するか？」私に使って欲しいです退部したいんで切実に←いやもうまじで黄瀬うらやま← (2015年7月20日 20時) (
レス) id: 87ece292d1 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸＊碧 - 感想お待ちしております^_^ (2015年6月28日 13時) (レス) id: a104e93ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫丸＊碧 | 作成日時：2015年6月20日 20時
