演技上手の幹部さん【男主】 (ページ4)

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演技3 ページ4

『㌧㌧…Aです。』

トン｢あぁ、Aか。どうぞ｣

少し機嫌が悪そうなトントンの声。
入ると隈が出来ているトントンの姿が見えた。

『…書類。僕のとマリの。』
トン｢…そこ置いといてや｣
と言うトントン。
言われた所に置いてとんとんに声をかける。

『…ちゃんと寝なよ。トントンに倒れてもらっちゃ困るしトン｢うるさいわ！｣

一応優しく言ったつもりだがそれが良くなかったみたいだった。

トン｢っお前はええよな！散歩とか行っとるし、書類はギリギリやのにな！……さっさと出てけ｣
と言われてしまった。

『っ…ごめん。』

そう呟いて部屋から出た。

『…後でなんかお詫びしないとなぁ。あ、次はグルッペンのか…』
泣きそうになりながらもグルッペンのいる部屋に向かった。

トンside
｢…またやってもうたわ。…｣
あんなのただの八つ当たりだわ。
たまたまAが心配して言ってくれただけなのに…
｢最近、食事もろくにしてないみたいやし…はぁ。気おつけないとなぁ。｣
そう言って僕は書類の片付けを始めた。

貴方side

『㌧㌧…Aです。』
グル｢…入れ。｣
あらまぁ。こちらも機嫌がわるいようで
とりあえず入ると
オスマンとグルッペンがいた。
なるほど、お茶会でも開いてたのか。
『書類。何処に置けばグル｢そこに置け。｣…ん。』
言われた所に置いてさっさと出ようとするとオスマンとグルッペンの声が聞こえた。

オ｢はぁ。折角美味しいケーキ食べようと思ったら役立つ来て、不味くなっためぅ。｣
グル｢しょうがない。役立つなんだから。｣
2人の声を無視して少しだけつよく扉を閉めてしまった。

『っ…はぁ。またか。慣れたけど…あ、早く下町行かないと。』
僕は1粒の涙を流して自分の部屋に急いだ。

グルッペンside
｢…流石にあまり良くなかったな。｣
あいつがいなくなってから言う。
大先生のこともあってあまり眠れていなくイライラしていてあいつに八つ当たりしてしまった。
オス｢……なんか。最近A笑わないよなぁ。｣
確かに。あのときまでは…いつでも笑っていたのにな。
｢…最近書類のもギリギリ。昼間は散歩とかしているらしいな。…｣
なにか体調が良くないのかもしれない。
今度しんぺい神にでもたのんでみるか。