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Aside
私は写真家だ。
写真を撮ることに存在意義がある。
そうやって今まで、認められてきた。
なのに
撮れなくなってしまった。
自分が自分でなくなってしまったみたいに、
シャッターを押そうとすると
指が、震える。
それがずっと続いている。
毎日家に帰っては酒を飲み、次の日に二日酔いになることもしばしば。
弱った姿を見せたくなくて、彼にはしばらく会ってなかったけど、
我慢できずに来てしまった。
彼が帰ってきて、きっとすぐに気づいたんだろう。
何かあったの?と私を気遣う声はいつも通り優しくて。
「納得できる写真が撮れなくなっちゃって」
巨匠「そっかぁ。」
大きな手が私の頭をわしわしとなでて、自分の胸に引き寄せる。
巨匠「きついね」
ああ、なんて優しい人。
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沙英(プロフ) - かかお豆さん» ご指摘ありがとうございます。 (2016年8月7日 10時) (レス) id: 5b87eb1349 (このIDを非表示/違反報告)
かかお豆(プロフ) - 実在する人物・団体を取り扱う作品は、例えストーリーがオリジナルでも二次創作に含まれます。ですので、オリジナルフラグは外しましょう。 (2016年8月7日 3時) (レス) id: 7337257517 (このIDを非表示/違反報告)
沙英(プロフ) - 凛さん» 了解です! (2016年8月2日 14時) (レス) id: 5b87eb1349 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - はじめまして(^^)vGENちゃん可愛いですね!KEYTALKも大好きなので書いて欲しいです! (2016年8月2日 14時) (レス) id: f24d1d5617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙英 | 作成日時:2016年8月2日 8時