離れろくださいませ、安室さん!!!!2

離れろください。42 ページ5

安室side

最近、Aさんの態度がおかしい。

前は近寄ろうものなら鋭い拳が飛んできたいたのに、最近は頻度が減り、なんなら途中で逃げてしまうのだ。

思えば、弁当を届けに行った日から態度がよそよそしいような……？

ハッッッまさか、愛想を尽かされた!!?!?

いや、それは最初からだった……なら、原因はなんだ？？

まさか……いや、そんなこと有り得るわけが……

まさか、まさか、Aさん……すすすすす好きな人が出来たとか……!!?!?

そこまで考えて、俺は思いっきり机に両拳を叩きつけた。

派手な音がして、近くにいた風見が肩を揺らして驚いていた。

「ふ、降谷さん……自分、何か不味いことでもしましたでしょうか……？」

「いや、キミには関係ないことだ……俺個人のことでちょっとね……ああ、書類はそこに置いておいてくれ。」

俺がそういうと、彼は書類を机に置いて自分のデスクへと戻って行った。

それを見届けた俺は、先程まで考えていたことの続きを始める。

Aさんに好きな人や恋人ができていたとしたら……？

そんなの、待っているのは俺の地獄のみだ。

そして、Aさんがそいつとけけけけ結婚して？？子供を産んで？？幸せハッピーな家庭を築いたら……？？？

「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ無理だ！！地雷案件！！！俺以外の人と結ばれるの地雷ですぅ！！！！同担拒否！！！CP固定！！！！それ以上は却下です！！！！断じて認めないからな！！！！！」

俺が大声で叫ぶと、周りにいたヤツらは一斉にこちらを向いてから、まるでヤバイやつを見たような顔をしてから仕事に戻った。

Aに捨てられたらどうしよう……？？

その日、俺は結局仕事が手につかず、帰ることになった。

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