離れろくださいませ、安室さん!!!!2

離れろください。52 ページ26

皆さんこんにちはーー！！！

さて！私は今どこにいるでしょーか？

こっこでーーーす！こっこ、ここーーーっ！！

私は今、ベルモットとかいう絶世の美女の車に拉致られていましたーーー！！！(某珍獣ハンター風)

「ﾃﾞｪｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!助けてぇええええええ!!!!!この人攫いｯｯｯ!!!!!ろくでなしｯｯｯ!!!!!田舎のお母さんが泣いてるわよｯｯｯ!!!!!」

「仔猫ちゃんは元気ねぇ……あんまり騒ぐと口枷でも付けてあげたくなるわ。」

「お姉さん今日も麗しいですね！！私ちょっとお外の風景見てるね！！！」

「良い子ね。」

フフフッと笑った彼女はこちらに向けていた視線を再び前方へと移した。あっぶねぇ。

「あのぉ……私何故おねーさんに拉致られているのでしょう……？？」

「暇潰しよ。ちょっとショッピングにでも行こうかと思ったんだけど、自分の服を選ぶのに飽きてしまってねぇ……だから、可愛い仔猫ちゃんの服でも買ってあげようかと思ったのよ。」

「やだぁ……私暇潰しのために拉致られたのぉ…？？お洋服は嬉しいけど、それなら先に事情を話して普通に車に乗せてくださいよ……」

そう、彼女は帰宅途中の私をスタンガンで気絶させ、車へと運んだのだ。

「スリルが欲しかったのよ」

「私は要らなかった！！！普通がいい！！！！」

「気が向いたら、次からはそうするわ。」

気が向いたらって！！！保証無しかよ！！！

「そんなことより、アナタどんなブランドが好きなの？？特別に好きなブランドの服、好きなだけ買ってあげる。」

「ブランドなんて縁遠いのでわかりません……し〇むらかユニ〇ロがお友達なんですぅ……」

「じゃあ私の趣味で買うわ。ふふっ、たのしみになってきた。」

「ﾜｰｰｰ、ﾀﾉｼﾐﾀﾞﾅｧ〜〜」

地獄のショッピング、開催。

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