近寄りすぎです、降谷さん！！！

プロローグ ページ1

おはよう世界。

作者がこの作品を書いている時刻は夜だが、私の世界は朝なので堂々と挨拶するぞ。おはよう。

メタい？？？気にすんなって！！！！

前作からのお付き合いの方はお久しぶり、今作からのお友達は前作を見ていただければ……大体のことは分かると思う(本当にメタいと自覚はしている)

さて、そんな皆さんにお伝えしたいことがある。

離れろくださいから早数年。

私は大学生になった。

いやぁ、それはもう大変な思いをした。

端折って説明するならこうだ。

黒ずくめの組織の解体。

これはつい去年の話だ。

長年、恋人である安室こと降谷零が追っていた組織の解体に成功したのだ。

あと、めちゃくちゃビビったのはコナンくんが、あの高校生名探偵、平成のホームズと名高い工藤新一であったということだ。

アポトなんちゃらという薬で身体が縮んでしまっていたらしい。

いまはハイバラ？とかなんとか言う子のお陰で無事、元の体に戻れているらしい。

あ、蘭ちゃんには秘密にって言われた。まあ、恋人がちっちゃくなって自分とずっと一緒だったなんて考えたくもないもんね。

組織が解体したあと、3ヶ月くらい安室と連絡が取れなかった。

電話もメールも返信がなく、某有名なメッセージトークアプリを送るも既読無視されていた。

ムカついたのでケータイの機種変をし、トークアプリを根こそぎ消した数日後に慌てて姿を現したのは未だに覚えている。

腹抱えて笑ったもんね。

半泣きだったよ、アイツ。

半泣きのゴリラなんて見苦しいねって言ったら泣き崩れてた。

その次の日、いきなりタキシード＋バラの花束を持って家に来て、「結婚しましょう！」と言われたので、問答無用で家から締め出した。

玄関の扉越しにガチ泣きで謝罪してきたので許してあげた。

「心配した」と言ってみたら、安室ファンがドン引きしそうな程ぐちゃぐちゃになった顔で泣いてた。うわぁ…(ドン引き)。

あと、安室さんが安室さんを辞めた。

何を言っているか分からないと思う。私もわからない。

安室でいることを辞めたのだ。

なので、いまは降谷さんと呼んでいる。

彼の名前を呼ぶ度に、とても嬉しそうな顔をするので、まあ、悪くは無いかもしれない。

そして、その肝心の彼だが……

「朝ごはん出来てますよー！」

現在、同居をしている。

二人暮しをしている。

降谷さんの家から大学が近いのが理由だ。

「はいはい、今行きますよ」

私はそう告げて、彼の元へと足を向けた。

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