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そのまま足を動かす気にもなれなくて、暫くその場で立ちすくんでいた。涙は止まらない。
それでも私は悲しいくらいに�霤弔気鵑�好きなのだから、どうしようもない。もうやめろと言われても、拒絶されてしまっても、自分の心の中で思い続けることだけなら許してくれるだろうか。
「…もー、だから言ったやん。Aちゃんは�陲舛磴鵑北憾�すぎてるって」
ふわりと、私の首にマフラーが被さる。あったかい。まだ人の温もりが残ったマフラーだ。
「こんな道端で泣いてると、誰かに持っていかれるで？」
"俺とか。"
私は顔を上げて呆然と目の前の彼を見上げる。そこにはにっこりと微笑んで私を見る、もう随分と見慣れた顔があった。
そこに白馬はないけれど、まるで白馬に乗った王子様だ。困ったときに助けに来てくれる。
「いいね、泣き顔。俺泣き顔大好きだから超そそられる」
『…殴り、ますよ』
「強気なところは健在なんやね。そういうところも余計にええなあ」
『なんでここにいるんですか。…小瀧さん』
頬に伝う涙を乱雑に拭いていると、その手を掴んで止められた。にこりと笑ったまま小瀧さんがハンカチを取り出して、私の頬を優しく拭ってくれる。
「あー、めちゃくちゃ可愛い。お持ち帰りしていい？」
『無理です』
この人は、結局優しいのか意地悪なのか未だに分からない。私の涙を拭う手はとても優しいけれど、言葉は意地悪だ。
それでもきっと、モテるんだろうなと思う。だって、女の子に慣れているからだ。どうすれば女の子が喜ぶのか、こういう時、どうやって接すれば一番良いのか、全部分かってる。
私も、�霤弔気鵑判于颪辰討い覆韻譴佝爐鯡ノ賄�だと思うこともあったのかな。そんなことを、ぼんやりと考えていた。
目が合うと、小首を傾げられる。本当に、そのテンプレートの微笑み、どうにかしてください。
「惚れた？」
『寝言は寝てから言ってください』
「Aちゃんガード固すぎ」
小瀧さんがそんなだからです。なんて言うと眉を下げて笑われる。
『…どうして、ここにいるんですか』
「帰ろうと思ったら、�陲舛磴鵑�Aちゃんを見つけて。何気なく眺めてたらAちゃん泣き出したから」
『み、見てたんですか！？』
「たまたまやで？まあ、確信犯やけど」
『最っ低！！』
「大丈夫大丈夫。会話までは聞こえてへんから」
って、ウインクでキメてる場合じゃないでしょ。…全く、もう。
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こたゆき(プロフ) - 完結おめでとうございます！！�陲舛磴鵐瓮ぅ鵑虜酩覆鯑匹澆燭い福舛隼廚辰討い蹐い軛気靴討い燭蕕海虜酩覆肪�り着きました。とにかく最高でした！読みながらキュンキュンしたり感動して泣いたり一喜一憂しながら楽しく読ませて頂きました。番外編嬉しいです！読みます！ (2017年11月2日 21時) (
レス) id: 50021ea7f4 (このIDを非表示/違反報告)
か豆(プロフ) - 初コメ失礼します！ふとこの作品にたどり着き、一気見しました！8歳年上のはまださんが本当に格好良くてきゅんきゅんとしながら楽しく読ませていただきました！大好きです！連載お疲れ様でした！ (2017年7月4日 12時) (レス) id: 0ccfb96ff4 (このIDを非表示/違反報告)
さやぱん - お疲れ様でした!そして完結おめでとうございます!この話は本当に面白くて、何度読んでも飽きないくらい大好きです!なので続編希望します!笑 (2017年7月3日 23時) (レス) id: de7ad683a5 (このIDを非表示/違反報告)
えお(プロフ) - この作品を見るべくして毎日学校やバイトを頑張ってきました！！ほんとに大好きな作品です＾＾番外編や続編などで2人の可愛い姿をみたいっていうのとぜひともこれからも活力を与えてください、、、笑 (2017年7月3日 22時) (レス) id: b796dd656c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - このお話大好きです^_^ 完結おめでとうございます。もう一周読み返してきます！お疲れ様でした！ (2017年7月3日 22時) (レス) id: b5f402a288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやび
| 作成日時：2017年6月2日 18時
