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しかし、そう簡単に上手くいかないというのが現実だ。ポケットから鳴り響く電話の音に、私たちは動きを止めた。近い。�霤弔気鵑�すっごく近い…！！
今から自分が何をしようとしていたのかを再確認した私は、慌てて�霤弔気鵑�ら離れる。勿論、顔は真っ赤。�霤弔気鵑隆蕕肋�し歪んでいた。
…電源、切っておけばよかったかな。って、私は何を考えているんだ！
『は、はい、もしもし…！！！』
駄目だ。私ってば破廉恥なことばっかり。�霤弔気鵑�あまりにも恰好良くて、見とれて、吸い込まれそうになったけれど。
その先に待っていたものは、きっと………
«おい、アホA。どこで油売ってんねんアホ»
『………えっ？』
耳に低く鳴り響く低音。あ、これは怒ってるな。って、そんな場合じゃない。火照った顔を冷ましつつ、私は首を傾げていた。嗚呼、熱い。どうしようもなく熱い。熱くならないわけがない。
『廉？今日何か予定あったっけ？』
「(………廉、か。)」
電話の主は、我が弟、廉だ。
そもそも、こんなに冷めた声の持ち主を、私は弟以外に知らないよ。
«予定もくそも、今日は外食って言ってたやろ。もう車でそっちまで迎えに行くから場所聞いてんねん。早く答えろ»
『あぁ、そうだ！すっかり忘れてた！迎えに来てくれるん？』
«父さんも帰ってきたし。で、何処？»
廉くん。声が物凄く怖いよ。あの子待たされることが大嫌いだからなぁ。申し訳ないことをした。
けれど、今回ばかりは少し空気を読んでもらいたかった。
私を氷点下の視線で見下ろす廉の幻覚が見えたため、私は慌ててその考えを頭の中から追いやる。
私は、少し眉を寄せている�霤弔気鵑鮓�上げながら曖昧に言葉を濁した。
『あー、えーっとー、お、大きなビルの前かな』
«は？»
『ごめんなさいお父さんの会社の前です』
«父さんの会社…？»
ほら！正直に言ったらそうなるって分かってたから言葉を濁していたのに！絶対、今怖い顔してる。廉の怖い顔が頭に浮かぶもの。何年廉のお姉ちゃんやってきてると思ってるんですか。勘の良い廉なら、すぐに気が付いただろう。
でも、私は好きで�霤弔気鵑鵬颪い僕茲討襪鵑世掘⇒靴个譴討い茲Δ伐燭世蹐Δ函�好きなんだから仕方ない。廉が何言っても無駄だもんね。
«……わかった。すぐ着くから大通り出てろ»
『え、すぐ！？』
«すぐ。これ以上待たせたら怒るから»
って、もう怒ってんじゃん…。
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こたゆき(プロフ) - 完結おめでとうございます！！�陲舛磴鵐瓮ぅ鵑虜酩覆鯑匹澆燭い福舛隼廚辰討い蹐い軛気靴討い燭蕕海虜酩覆肪�り着きました。とにかく最高でした！読みながらキュンキュンしたり感動して泣いたり一喜一憂しながら楽しく読ませて頂きました。番外編嬉しいです！読みます！ (2017年11月2日 21時) (
レス) id: 50021ea7f4 (このIDを非表示/違反報告)
か豆(プロフ) - 初コメ失礼します！ふとこの作品にたどり着き、一気見しました！8歳年上のはまださんが本当に格好良くてきゅんきゅんとしながら楽しく読ませていただきました！大好きです！連載お疲れ様でした！ (2017年7月4日 12時) (レス) id: 0ccfb96ff4 (このIDを非表示/違反報告)
さやぱん - お疲れ様でした!そして完結おめでとうございます!この話は本当に面白くて、何度読んでも飽きないくらい大好きです!なので続編希望します!笑 (2017年7月3日 23時) (レス) id: de7ad683a5 (このIDを非表示/違反報告)
えお(プロフ) - この作品を見るべくして毎日学校やバイトを頑張ってきました！！ほんとに大好きな作品です＾＾番外編や続編などで2人の可愛い姿をみたいっていうのとぜひともこれからも活力を与えてください、、、笑 (2017年7月3日 22時) (レス) id: b796dd656c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - このお話大好きです^_^ 完結おめでとうございます。もう一周読み返してきます！お疲れ様でした！ (2017年7月3日 22時) (レス) id: b5f402a288 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやび
| 作成日時：2017年6月2日 18時
