12話 ページ13
〈続き〉
・
・
「それじゃあ、これが最後の質問ね。」
「今、誰に個性を使っているの？｣
歩「...消太です。」
また変わってなかった...か。
「ありがとう。」
というのも、彼女の個性には欠点がある。
相澤消太に向ける場合には。
彼の個性は、相手の個性を抹殺する。
そして、彼女の個性は1度解けた相手には二度と使えない。
つまり消太が1度消したことがあれば。
心酔の相手は変わってくるのだ。
毎回変わってることを願って最後にはこの質問をしている。
変わってたことは1度もないけれど...。
「それじゃ、今日はこれで終わりね。なにか変わったこととかはない？｣
歩「ちょっとぼーっとするくらいで、特に異常はありません！」
そう言って敬礼する彼女はほんとうにかわいい。
「そう、それは良かったわ。じゃあ今日はこれで...。」
歩「あ！良かったらお茶していきませんか！いい茶葉が手に入ったんです！」
「え、でも」
歩「だめ、ですか？」
うぅ、そんな子犬のような目で見つめられても！！
「ううん！ダメじゃないわ！お茶しましょう！」
歩「ありがとうございます！」
そう言って笑う彼女は花みたいにかわいい。
私も可愛かったら...。
まぁ過去の私にどんまいって言うしかないわね。
歩「それじゃあ、紅茶入れてきます！」
唐突だけれど、私はこの子のことは別に嫌いなわけではない。
それどころか好きである。
だって可愛い妹みたいじゃない！！
私妹欲しかったのよ！
お兄ちゃんはいるけどね！
...荒ぶりすぎたわ。
歩「Aさん！お茶入れてきましたー！クッキーも持ってきましたよ。」
「ありがとう！歩香ちゃんの紅茶は美味しいのよねぇ...」
歩「そんな！まだまだです...」
なんて言いながら頬をぽりぽりしている彼女。
あぁ、可愛いわ。
「さて、今日はどんなお話をしましょう？」
歩「それじゃあ、雄英高校について！どんな所なんですか？」
「いいわよ！話せない部分もあるけど、そこはごめんなさいね。」
・
・
・
歩「雄英にはとっても個性的な方がたくさんいらっしゃるんですね！」
「えぇ！そうなの、こんど歩香ちゃんにも紹介してあげるわ！」
「ってもうこんな時間じゃない！今日失礼させて頂くわ。」
歩「ほんとだ！長い時間すいません！また今度いらしてください！」
私はえぇ、と返事するとそのまま家に帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よしおかぁさん(プロフ) - 夜銀さん» ありがとうございます！！はい！なるべく出せるように頑張ります...！！（番外編とか出来たら...） (2018年8月9日 20時) (
レス) id: 6fd63eef07 (このIDを非表示/違反報告)
夜銀(プロフ) - 超おもしろい！更新楽しみにしてます！あと、できればばくごー出して欲しいです。。よろしくお願いシャス！！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: 041c0d2a88 (このIDを非表示/違反報告)
よしおかぁさん(プロフ) - 、さん» すみません！ただいま変更致しました。 (2018年8月7日 19時) (レス) id: 6fd63eef07 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグまだ外されていませんが…ちゃんと外して下さいね。外されないなら違反報告する事になります (2018年8月7日 16時) (レス) id: 7cb5057192 (このIDを非表示/違反報告)
よしおかぁさん(プロフ) - 、さん» 失礼しました！投稿されてるとは知らず、そのままにしてしまいました！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: 6fd63eef07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よしおかぁさん | 作成日時：2018年8月6日 21時
