やっとかよ ページ43
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小さくなっていく藤原くんの背中を見送る。
自分でしたこと、後悔なんてない。
その場にぺたりと座り込み、長谷川くんに電話をかける。
少ししたあと、「 はい 」といつも通りの彼の声が聞こえる。
A「 長谷川くんっ、やっぱ、 」
慎「 あー、うん。大丈夫。わかってたから。 」
A「 長谷川くんの気持ち、嬉しかったから。 」
慎「 そっか… 」
電話越しにでもわかる、長谷川くんが力なく笑う声。
今にでも会ってお礼が言いたいくらい、長谷川くんにはいろいろもらった。
そもそも、長谷川くんに話しかけてもらわなかったら私たちは出会えなかった。
私は長谷川くんにもう一度だけお礼を言い、電話を切ろうとする。
しかし、長谷川くんは「 ね、そこに樹いない？ 」と聞いてくる。
A「 いません、 」
慎「 そろそろ、自分の気持ちに気づくから。 」
頭の中がハテナでいっぱいだった。
すると、長谷川くんの言ったことは当たり藤原くんがこちらに走ってきた。
樹「 はぁっ、…はーちゃんっ、ごめん！ 」
A「 え？！謝らないでくださいっ、 」
慎「 樹きた？ちょっと変わってくれる？ 」
長谷川くんがそういうので、藤原くんに電話を貸す。
樹「 なんだよっ、 」
慎「 やっとかよ…って思っただけ。 」
藤原くんは一言しかしゃべらずに電話を返してきた。
画面を見ると、もう電話はきれていた。
樹「 はーちゃんに伝えなくちゃいけないことがある。 」
A「 わた、しに？ 」
樹「 今までたくさん傷つけてごめん。俺、本当の気持ちから逃げてたんだ。でも、やっぱり自分の気持ちには嘘つけない。…はーちゃんが好きなんだ。 」
一瞬、何が起きているのか理解ができなかった。
憧れから始まった恋が、実ることなんて信じてなかったから。
樹「 待たせてごめん、こんな俺でよければ付き合ってください。 」
頭を下げ、そういう藤原くん。
答えなんて、もう決まってる…
A「 はいっ！私でよければっ、 」
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます！ (2019年9月17日 6時) (
レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます！！来夢さんのペースで待ってます！！ほんとにありがとうございます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました！ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます！！わー！考えて貰えて嬉しいです！私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです！ほんとわがままですみませんっ！次もほんとに楽しみにしてます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ！Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね！次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸 | 作成日時：2019年4月27日 18時
