宣戦布告 ページ33
( 樹 side )
樹「 早く家入って。 」
リサ「 相変わらず心配性なんだから〜。笑 じゃあね、バイバイ！ 」
樹「 うん、明日ね。 」
前と一緒、リサ姉ちゃんが玄関の扉を閉めるまで見送ることが当たり前になっていた。
今になってもそれは変わらない。
中からは旦那さんの声、だろうか
少しだけ聞こえてしまう。
優しそうで、のんびりとした声が。
耳を今すぐにでも塞ぎたくなってしまう衝動を抑え、早足に自宅へ帰る。
リサ姉ちゃんは俺のお隣を引っ越して、近くに新居を買ったらしい。
だから、俺の家からはまた近いんだ。
自宅への道を歩いていると、前から見なれた姿の慎が歩いてきた。
慎「 おい、 」
樹「 なんだよ。 」
慎「 お前、自分がしたこと…わかってんだろうな？ 」
樹「 っ、そんなの、はーちゃんが勝手に俺のことを好きになったんだろっ、 」
慎「 俺、全力でアイツを奪うから。文句言うなよ。 」
グラッと目の前が歪んだ。
なんで、こんなにも動揺しているのか
自分でもわからなかった。
慎は、「 じゃ、 」と俺の前を通り過ぎていく。
後ろを振りかえれなかった。
言葉が喉から出てこない。
上手く息が吸えずに、上を見上げると
そこには儚く星が光っていた。
心のどこかで甘えていたんだ、はーちゃんに。
いつも笑顔で俺の傍をちょこちょこ歩くはーちゃんが、どこか愛おしかったんだ。
樹「 今さらっ、甘えちゃダメだよ。 」
あの時、突き放したからには
もう、後戻りは出来ないんだ。
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます！ (2019年9月17日 6時) (
レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます！！来夢さんのペースで待ってます！！ほんとにありがとうございます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました！ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます！！わー！考えて貰えて嬉しいです！私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです！ほんとわがままですみませんっ！次もほんとに楽しみにしてます！！ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ！Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね！次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸 | 作成日時：2019年4月27日 18時
