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長谷川慎くん ページ4

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男子「 藤原!こっちパス! 」


樹「 わかった! 」




藤原くんがパスをしたボールは鮮やかにゴールネットを揺らす。


藤原くんは友達とハイタッチを交わし、嬉しそうに袖で汗を拭う。


その姿がなんとも言えない位カッコよくて輝いていた。




女子「 藤原くーん!タオル使って! 」


女子「 これ差し入れ! 」


女子「 一緒に写真撮って〜! 」




まぁ、グラウンドに行けているのはいいんだけども…

前には藤原くんファンが仕切っているわけであって、私の身長じゃ全然見えない。


背伸びをしても、跳ねてもダメで、しまいには藤原くんファンに押され倒れてしまった。




膝からは少しだけ血が滲んで、ヒリヒリとする。




A「 はぁ、帰ろっかな… 」




くるっと後ろを振り返り、とぼとぼと歩き出すと

ドンッ、と誰かにぶつかってしまった。


「 大丈夫ですか? 」と優しく声をかけられるも、メンタルがズダボロで上を向けない。




慎「 ん?…はーちゃんじゃん。どうしたの? 」


A「 長谷川さん… 」




ぶつかってしまった人は長谷川慎くんで、私の顔を見て、「 え、何泣いてるの? 」と焦らずに落ち着いた声で私に問掛ける。


膝を見て、「 あぁ、やられたね。笑 」と状況を察してくれたようで




慎「 よし、ちょっと掴まってて。 」


A「 へ?…ちょっ、! 」




長谷川くんは私の了承も得ずに、私を背中に背負う。

そして、「 落ちるからちゃんと掴まって。 」と首に手を回させる。


それを見た藤原くんファンは、「 何あの子!慎くんにおんぶされてるんだけど?! 」などと激怒する声が聞こえる。




A「 長谷川さん、下ろしてっ、 」


慎「 これじゃあ樹のこと嫌いになるでしょ? 」


A「 へ? 」




長谷川くんは、私をベンチにゆっくりと下ろし

にこっと笑いながら、「 大丈夫、樹はああいうやつほど苦手だから、笑 」と優しく言ってくれた。


多分、長谷川くんは私に藤原くんを嫌いになって欲しくなかったのかもしれない。




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設定タグ:藤原樹 , 長谷川慎 , 吉野北人   
作品ジャンル:恋愛
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月27日 18時

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