手 ページ27
.
射的では藤原くんがうさぎのぬいぐるみを取ってくれて、私は物凄く嬉しかった。
遠くにいたふたりを見つけ、合流しようとするものの
人が多すぎて身動きが取れなくなった。
背が小さいうえ、浴衣だから歩きずらい。
人の波にのまれそうになり、あぁ もうダメだ…とおもったとき
誰かの手が、私の手を取り前へ引っ張ってくれた。
樹「 ほら、遅せぇよ。 」
A「 っ、藤原くんっ! 」
藤原くんはドンドン前へ進み、人をかき分けていく。
その後ろ姿はいつもと違い、とてもかっこよかった。
ふたりのいる場所へついても手は離してくれなかった。
ふたりにバレないように袖の後ろに繋いだ手を隠す。
いつもよりも心臓がバクバク激しく波打ち、顔が赤くなるのがわかる。
A「 藤原くんっ、 」
樹「 お前小さいから、一応…ね? 」
私はコクン、と頷くことしか出来ずに
繋いだ手の体温を心に噛みしめていた。
しかし、そんな幸せな時間も
ある一瞬で全て壊れるなんて…
この時は誰も想像がつかなかった。
.
1474人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:幸 | 作成日時:2019年4月27日 18時