屋上 ページ12
( 樹 side )
北人「 んー!いい天気〜! 」
屋上へ着くと、早速北人が弁当を開く。
慎も、「 あー、5限サボろっかな〜… 」などと呑気なことを言いながら寝転ぶ。
A「 あ、あの、藤原くん… 」
樹「 ん? 」
A「 手、…その、離してください。 」
俺に無理やり連れてこられたはーちゃんは、顔を真っ赤にして俺にそう訴える。
それに俺はわざとらしく、「 あぁ、ごめんね。 」と言ってみる。
顔を真っ赤にさせたはーちゃんは、その場から動かずに下を向く。
そんなにドキドキすんのかよ、と心の中で呟いてみる。
俺はよく天然と言われるが、こういうのはだいたい計算だ。
女遊び、とまではいかないが、こういう子は何故だろう、いじめたくなってしまう。
慎「 ほら、はーちゃんもおいでよ。 」
A「 あ、はい。 」
北人「 顔真っ赤にさせて。笑 」
A「 あれは、その、藤原くんのせいですよ… 」
慎に呼ばれたはーちゃんは、ちょこちょこと走り隣へ座る。
そして、またしてもふたりにからかわれ必死に言い返している。
そんな姿を見ていると、あの人にどうしても重ねてしまう…
もう忘れよう、なんて綺麗事…無理なんだよ。
はーちゃんをみているとあの人が目の前に居るような感覚に襲われる。
ギュッと胸が締め付けられ、目の前がグラグラする。
あの人も、俺がからかうと必死に言い訳を並べる。
北人「 樹ー?どうしたの? 」
樹「 …なんでもない。 」
北人に呼ばれ、我に返ると心配そうに三人が俺を見つめていた。
そんな目で見つめるなよ…
どうしても、忘れられない。
俺の初恋。
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸 | 作成日時:2019年4月27日 18時