83話 ページ38
晴side
清華「ハル」
清華「ちょっと晴！！聞いてる！？」
晴「何だよ？キヨか。テメエいつ入ってきた？」
清華「今さっき郁が入れてくれたわよ
ったく昼間からぼけーッとしちゃって」
清華「今日から工事始まるって
いうから様子見に来たんじゃない」
清華「ちょっと、ここ客に茶も出さないの！？」
晴「ちっ...面倒くせーな」
清華「何ですって！？」
清華「アタシ、アイスレモンティー」
晴「へーへー」
清華「ん？なあに？このボロっちい本
うわ、英語か。誰が読むのよ？こんなの」
晴「忘れてると思うけど
オレも零もAも英語圏育ち」
清華「あーそーだったわネ
あのガキんちょたちが無口なのは日本語が苦手だから？」
晴「無口？零とAが？
子供の頃より今のがずっとマシだぜ？」
晴「子供のアイツらより飼い犬との方が
意思疎通が楽だったからなぁ」
晴「一言もしゃべんないし、にらまれるし
すぐかみつくし、ひっかくし
すっげー威嚇されっぱなしだったなーオレ」
清華「一体どこの野良犬達の話......？」
郁芳「郁から聞いたわよ
あの四男と末っ子、養子なんですって？」
晴「どーりで晴にベッタリな筈よね
アンタのことだから
さぞかし甘やかしまくって.........」
晴「それが？」
晴「零とAが養子だからって、それが何？」
清華「......」
清華「別に。ただ」
清華「アタシこの本子供の頃読んだことあるわ」
清華「孤独だったオオカミの前に
たった一人だけ主人と認める
人間があらわれるんだっけ？
生まれて初めて人に優しくされたから」
清華「でもそれって、ただの刷り込みよね──？まるであの子達みたいじゃない？」
晴［バ ン］←玄関の扉を思いっきり閉めた
晴(くっそ、あのヤロー図星つきやがって！！)
“ただの刷り込みよね───？”
晴(そんなの俺が一番判ってるっての！！)
貴・零「「ハル？」」
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鎖那(プロフ) - 、さん» 外し忘れていました。教えて下さりありがとうございます。 (2018年8月15日 14時) (
レス) id: f55603b56a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月15日 11時) (レス) id: e59c1a93ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鎖那 | 作成日時：2018年8月15日 11時
