SUPER LOVERS２【斯波夏生】

72話 ページ26

晴side

in店

清華「───へぇ
家賃の割にずいぶんいい物件じゃないの」

晴「──だろ？
もともとは洋裁の先生のアトリエ兼教室だったんだよ」

郁芳「工事はＧ・Ｗ明けからってことでいいっスよね？」

清華「いいけど、
この床は全部剥がして張り替えてよ？」

晴「あいよ」

清華「バーカウンターの場所はどこ？」

郁芳「一応、奥に設置予定です──」


郁芳「そーいや、ハルさん
Ｇ・Ｗ、レンレンとAちゃん
連れて出かけたりしないんスか？」

晴「アイツら、人ゴミ死ぬ程ダメなの
知ってるだろー？連休中、亜樹と蒔麻も
バイトだっていうしなー」

郁芳「ありゃ、そりゃ残念」

清華「ナニ、悠長なこと言ってんのよ？
とっとと店オープンしない限り
アンタらただの穀潰しなんだからね！！」

郁芳「大丈夫！！俺、金に困ったら
ここん家のコになる予定なんで！！」

晴「働け、郁！！」

郁芳「えーでも俺、ハラ減っちゃいましたヨー」

清華「そうネー」

晴「──ったく
本気で穀潰しやってるな、コイツら」


Aside

零［パチン］

私達は庭で爪を切っている

零「────で！！」

貴「零！！大丈夫？」

零「ああ、大丈夫だ」

貴「私がやろうか？」

零「いや、自分でやできる」

貴「そっか」

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