47話 ページ1
亜樹side
亜樹[バ ン]←ドアを開けた
亜樹「兄貴!?
何だよ!?零とAがケガして入院って!!
事故か!?それとも...」
亜樹「な...何二人してそんなに落ち着いてんだよ!?病院は!?零とAは!?」
蒔麻「なるほど
話の途中で電話切るから...そう来たか」
亜樹「あ゙?」
晴「骨折で入院したのは、前の大家のじーさん。縁側でスッ転んでたところを偶然零とAが発見して病院に連れて行ったんだと」
晴「話の途中でお前電話切るから
それとも零とAに対して何か後ろめたいことでもしたか?」
亜樹「...い...いや、してねーし。うん」
亜樹(言ったけど)
晴「あ、そ」
晴「じゃ、零とA迎えに行ってやってくれ。じーさん家にいるみたいだから」
亜樹「兄貴が行けばいーじゃん!!」
晴「俺仕事」
亜樹「兄貴ホントにホストやめんの?」
晴「今月いっぱいでな
前にも言ったろ、店やるって
郁も手伝ってくれるみたいだし」
亜樹「それ、零とAのため?」
晴「───俺、弟のお前達心配するフリして
多分いつだって自分のことしか考えてなかった」
晴「だから、日本に戻ってきたのだって
零とAが俺達のためにそうした方がいいって覚悟決めてくれたからなんだぜ?」
亜樹「で...も、それは...っ!!」
晴「あいつらさあ
突然《俺達も働く》なんて言い出してやんの」
亜樹「あ!?」
晴「笑えるだろ?
駅の自動改札まともに通れねぇし
たかが駅前の人ゴミに目、回してるよーなヤツらがさ!!」
晴「俺、アイツらの年ん時
なんかロクなこと考えなかったなー」
晴「───というワケだ
お前も負けるなよ。
────当時、4つ年上の兄貴は偉大だった
それは今でも
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鎖那(プロフ) - 、さん» 外し忘れていました。教えて下さりありがとうございます。 (2018年8月15日 14時) (レス) id: f55603b56a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月15日 11時) (レス) id: e59c1a93ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鎖那 | 作成日時:2018年8月15日 11時