【rfmo】カレラといる場所はカレラと築いていく【2j3j】

第40話 ページ44

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「おはよーーーーー！Aちゃーん！」
「って甲斐田ァ！？！？」

バーン！とドアを開けて入ってきた不破さんは、
私の名前を呼んでいる。

甲斐田さんにバレてしまったではないか。



『ふ、不破さん！！』

「アニキィ！なんで名前で呼んでるんすか！」
「いや、ちゃう…これは、」



『いいですよ、』
『甲斐田さんも私のこと名前で呼びますし、ね？』
「……ん、まぁね。」
「え？ガチ？そうなん？」

頷くと、不破さんは驚いた顔を見せた。
話を変えよう。

『そういえば今度日本サイコロ旅みたいな企画をするのですが、』
『私は不破さんと甲斐田さんと回ることになりました。』



「え！？！それマジ、？」

『お2人には先に言っておきます。』
「なんで俺らと？」

『………………あみだくじです。』

と言うと、彼らは目に見えるぐらい肩を下げた。
本当はあみだくじでは無いけど…。


「運がついてるってことだわ、コレ。」
『宜しくお願い致します。』
「めっちゃ嬉しい〜Aちゃん一緒に回ろうね。」
『回るのは甲斐田さんとですよ。』

「……楽しみやね？」

無言の圧。





「おはようございますー。」
「おはようございます。」

剣持さんと加賀美さんがはいってきた。
甲斐田さんが2人に寄っていくのを見て、私もついて行く。


『場所はここになりました。既に予約はしました。』
『何か問題があれば連絡して下さい。』
「楽しみですね！しゃちょ！もちさん！」

「おぉ、…いいですね。」
「お金などはどうされたのですか？」
『現地でのお支払いです。』

そう伝えると、加賀美さんが私の手を掴んだ。
2人きりになれる場所へ、と言われ連れていかれた。





「私がお支払い致しますよ。」
『そんな…大丈夫ですよ。私が調節とかしてみます。』

あまり時間は無いけど、出来る範囲の事はするつもりだ。



「Aさん。」

「いつものお礼ですし、払わせて下さい。」
『…そんな目で見ても嫌です。』


折れそうになる。





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