第10話 ページ11
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先週はスタジオでの連続撮影だったので、
今週は外での撮影をした。
ゴーカートに乗ったりお台場付近をドライブをする、
という内容だった。
時間の管理をしたぐらいで私の出番は特になかった。
来週彼らはインタビューの取材、ED曲の主録と大忙し。
だから、今週の撮影はあと1つだけにした。
『心霊スポットに行きます。』
「まじかぁ…。」
『心霊スポット行ったら今週はもう休みです。』
『次の撮影はクリスマスパーティーとゲームです。』
「うお!なんかいいやん!」
「頑張るかー…。」
「おぉ、良いですね。」
そんな会話をしていると、
霊媒師の先生が来たところで、彼らは車に乗り込んだ。
目的地に近付くにつれ辺りは暗くなっていく。
マネは、彼らの後ろを車で走るので、
どのような会話や空気なのは知らない。
たった今連絡が入り、2人ペアで行くそうだ。
目的地に着くと、辺りは真っ暗でビックリする。
ペアで行くが、待機マネ1人とカメラさんが付いていく。
私は加賀美さんと剣持さんのペアに着いて行くことになり、暗い中1本を踏み出すと、何故か不破さんと目が合う。
「マネさん俺らとでいいやん。」
『えっと…?私?』
「なんかマネさんも憑かれそうだし。」
急に変なことを不破さんがいいながら手首を掴まれる。
「よし!マネさん交換!」
不破さんがそういうので、
何故か甲斐田さんと不破さんに着いていくことに。
「では、行ってきます。」
「こえ〜」
加賀美さんと剣持さんがトンネルに入っていくのを見送り、不破さんの元へ近付く。
こっそり疑問に思っていた事を聞く。
『不破さん、私って憑かれやすいんですか?』
「俺と甲斐田憑かれやすいらしいわ、なんか。」
「マネさんはさ〜甲斐田と同じ匂いするし。」
「あと、暗闇だし。」
『え……』
不破さんとはずっと目が合わない。
しばらくすると、
2人が帰ってきて甲斐田さんと不破さんの番になる。
私は邪魔にならないように後ろから。
思ったより周りが見えなくて真っ暗で、
1人ぽつんと残されたように感じる。
前にはちゃんといるはずなのに…。
「マネさんもうちょいこっち来たら?」
『そ、そ、そうですね。』
「………マネさん前見て。」
そう言われて前を向くと、目の前に不破さんが居た。
「下ばっか見てると転ぶ。」
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エス兎(プロフ) - 蜜柑缶詰さん» 遅すぎる返信お許しください。優しいコメント本当にありがとうございます。神作品だなんて言ってくださって本当に嬉しいです。頑張ります🙇 (5月18日 0時) (レス) @page50 id: 8b412c03e0 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑缶詰 - 初コメです!急すぎますが、本当に好きです!!無理のないように更新頑張ってください!応援してます!!!こんな神作品を書いてくださってありがとうございます!!! (2023年4月3日 20時) (レス) id: 45c5ef30c9 (このIDを非表示/違反報告)
エス兎(プロフ) - 或さん» コメント有難うございます✨神作品と言って頂き本当に本当に嬉しいです🙇😭これからも頑張ります…!有難うございます! (2023年2月21日 23時) (レス) id: 8b412c03e0 (このIDを非表示/違反報告)
或 - 控えめに言って神作品です。 (2023年2月21日 22時) (レス) id: 62feb543dd (このIDを非表示/違反報告)
エス兎(プロフ) - ここさん» ここさん😭♡コメント有難うございます🙇嬉しいことばかり言って下さり本当に有難うございます…🥹✨頑張ります♡ (2023年2月4日 22時) (レス) id: 8b412c03e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エス兎 | 作成日時:2023年1月8日 23時