14話 ページ15
♡：♡：♡
「帰りますか。」
『け、剣持くんってレポート1番って感じなのに今日は遅かったんだね？』
理由を訳を知っているのに聞いてしまった。
剣持の口から聞きたくなってしまって、私って…ズルいかも。
「今日は大事な用事があったんです。」
『そうなんだ。』
少し微笑んでしまう、自分であり自分では無いのに。
「あ、雨。」
剣持がそう言うとザァーーと雨が私達をずぶ濡れにする。
急いでコンビニに向かう。
「これ被ってください！」
そう言って渡されたのは剣持の上着。
剣持はわざわざ脱いでくれたのだ。
『で、でも、…』
「早く…せっかく可愛くメイクしてるんですから！」
私は上着を受け取り、急いで頭に被せる。
剣持に私の顔が見れないように、今真っ赤だと思うから。
『ズルい…!』
コンビニに入り傘を購入する。
剣持はまだ何か見ているようだった。
「＿＿円です。」
そう言って財布を出そうとしてカバンを漁る。
けど財布は入っていなくて、
『ぇ？…嘘。』
「どうしたんですか？忘れました？」
『財布失くした…』
私が無心になっていると剣持が慌てて財布を出す。
お金を払ってもらってしまった。
傘1本に2人で入る。
｜
折角の相合傘なのに私はとぼとぼと歩く。
さっきから剣持がチラチラと見てくる。
「結構入ってたんですか？」
『1500円だけ…』
「……ならいいんじゃないですか？」
『良くない。』
1500円でも、大切なお金である。
だけどやっぱりチェキが、チェキをくれたのに…。
ダメだ、やっぱり…、
『私探してくる！…ごめん！バイバイ！！』
傘から抜け出した。
♡
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エス兎(プロフ) - Suzuさん» コメント有難うございます🥰有難うございます！♡これからも頑張ります！✨ (2022年8月9日 23時) (
レス) id: 8b412c03e0 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - Twitter見れなかったので、完結嬉しいです！！お疲れ様でした！ (2022年8月9日 5時) (レス) @page35 id: 0102290343 (このIDを非表示/違反報告)
エス兎(プロフ) - もかさん» もかさんコメント有難うございます😭✨とても嬉しいです！そう言って頂いて本当に嬉しいです！頑張ます！ (2022年3月25日 23時) (レス) @page5 id: 2399c8883e (このIDを非表示/違反報告)
もか - 新作ありがとうございます！こちらの作品も大好きな作品の一つになりそうです。 (2022年3月25日 21時) (レス) @page4 id: 0bf0dfc8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エス兎 | 作成日時：2022年3月25日 13時
