【knmc】幼女コンセプトカフェに来たロリiコン【2j3j】

10話 ページ11

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変わらず剣持は不定期に通っている。

「ゆめちゃんの将来の夢って何？」
『ん〜とね、およめさん！』

剣持は照れた顔をした。私も釣られて照れる。
お嫁さんなんて本当に素敵な夢だと思う。

けど私の本当の夢、…けど夢の夢の話。
借金があるから無理な話だね。


『かっこいいひとと、けっこんする！』
「そっかぁ〜いいね、かわいい。」

そうだ。変わったことといえば、最近躊躇無く”かわいい”と言ってくること。
最初の方は言ってこなかったが、最近はずっと言ってくる。
心臓が持たない。

『ねーねー？あしたね、ねこさんの日だから』

そう、明日は猫の日だ。
なので店の皆で猫耳としっぽを付ける。

『きてほしい。』「うん、行く。」


即答！！！！！0.5秒も無かった。こわい！！
このお兄ちゃんこわい！！！！(＞ ＜)

『もしかしてねこさんすき？なの？』
「好きでも嫌いでもないかな…」

『あ、それでねとうやお兄ちゃんってトマト好きでしょ？』
「え？うん。」
『メニューにいれてもらったの☺️』
「……え？」


凄いでしょ。剣持くん！
我ながら凄いと思う。店長にお願いしたのだ。
勿論トマトだけだとダメだったのでサラダを追加してその中にトマトを入れて貰ったのだ。

こんなことしたのは初めてで正直自分でもビックリしている。

「ありがとう…ゆめちゃん。」

じっと見つめられながらそう言われた。
なんだろう。
私きっとこの優しい微笑みが見たかったから頑張ったのかな。

『おれい！だから！』

助けてもらったお礼。
この前とても怖くて気持ち悪くて、でも剣持が現れてそんな気持ちは綺麗さっぱりになった。

ただのお礼であってだから、好きとかでは無い。
そもそも私はゆめだから。


「なんの？」
『いつも来てくれるおれい！ありがとう！お兄ちゃん！』
「こちらこそ。」

凄く居心地がいいと思った。ずっとこのまま続けばいい。

その為なら私はロリをずっと演じ続けるし、
”ゆめ”でいい。本気でそう思った。







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