20話 ページ21
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静寂の中私の心臓の音だけが激しく聞こえる。
バレた上に告白までしてしまったのだ。
何してんだ私は。
『ごめん、急に…こんなこと言って、』
剣持は流石に見れず横をチラッと見ると全身鏡が合って、
気付いてしまった。
私”ゆめ”の姿で告ってしまったんだ!!!
わぁ…もう走って逃げ出したい。消えたい。
剣持はまだ黙りこくっている。
「A。」
何を言われるんだろう、もうどうせなら
私の心がボロボロになるぐらいに怒鳴ってほしい。
二度と剣持に近付こうと思わないぐらいに。
その方がきっといい、いいんだよ。
「いいですよ、僕怒ってないです。」
「怒る、と言うかビックリしてます。」
「全然気づきませんでした、ゆめちゃんとAが同一人物だなんて。」
『…騙して、ごめんなさい。』
「あの?そう思ってるならこっち見て下さい。」
ゆっくりと顔を上げ、剣持の綺麗な瞳に目線を合わせる。
目線があった時にハッと気付く。
「やっとこっち見てくれましたね。」
声が優しくていつもの剣持と変わらないことに。
先程とは真逆で目が離せなくなる。
「僕ゆめちゃんのことは好きですよ。」
「ですが、ゆめちゃんの事は幼い子でしか見てないです。」
『そうなんだ…なんか安心。』
剣持の手がスっと伸びてきて、頬に触れる。
「A、僕のこと好きなんですね。」
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エス兎(プロフ) - Suzuさん» コメント有難うございます🥰有難うございます!♡これからも頑張ります!✨ (2022年8月9日 23時) (レス) id: 8b412c03e0 (このIDを非表示/違反報告)
Suzu(プロフ) - Twitter見れなかったので、完結嬉しいです!!お疲れ様でした! (2022年8月9日 5時) (レス) @page35 id: 0102290343 (このIDを非表示/違反報告)
エス兎(プロフ) - もかさん» もかさんコメント有難うございます😭✨とても嬉しいです!そう言って頂いて本当に嬉しいです!頑張ます! (2022年3月25日 23時) (レス) @page5 id: 2399c8883e (このIDを非表示/違反報告)
もか - 新作ありがとうございます!こちらの作品も大好きな作品の一つになりそうです。 (2022年3月25日 21時) (レス) @page4 id: 0bf0dfc8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エス兎 | 作成日時:2022年3月25日 13時