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今日は成人の日だ。
私は、韓国に来たのが中学からだから、この日のことをよく知らない。
ちなみにこのことは誰にも話してない。
ただ、ジェミンにはなんとなく訳ありってことは伝えてる。
それは置いといて、韓国では女性に香水と花をあげる風習があるらしい。
朝から大学も花を配って盛り上がってる。
なんか、こういうのって韓国独特で女性をすごく大切にする文化で
私は全然慣れない。
ーほらこうやって、
jm「はい、これ。」
赤いバラとおしゃれな花の香水。
組み合わせがなんだか、ロマンチックだよ…。
「あ、ありがとう。」
jm「ちゃんとつけてね。」
にこにこと微笑まれて、動揺がもっと大きくなる。
「分かってるよ。」
おしゃれなラッピングを開けると、高そうな香水が入ってる。
ブランドに疎い私はどこのものかわからなかったけど、優しい匂いで、すごく気に入った。
jm「どう？」
「さすがジェミン。センスある。」
jm「ふふっ、つけてあげよっか？」
ニンマリとして私の返事も聞かない間に、香水を手首にシュッとつけてくれた。
jm「やっぱりこの匂いダヒに似合う。」
嬉しかったのかその日はいつもにまして横にずっと引っ付いてて、
配ってたからと花を渡しにきてくれたジェノも引いてたくらい。
。
『ダヒやー、ジフン君が呼んでるよ！』
いつものようにカフェでジェミンと勉強してると、ジフン君からのお呼び出し。
ジフン君って誰だっけ？
jh「ダヒ、」
あれ？
見たことがあるね？
「ジフン君、」
jh「これあげるよ。」
差し出されたのは、今日何度目かの花と可愛いラッピングの袋。
「ありがとう？」
なんでジフン君が？
高校が一緒だったの思い出したけど、そんな話したこともなかったのに。
とりあえず受け取る。
jh「じゃあ、またね。」
あれ？これって仲のいい人に渡すものだと思ってたのに勘違いしてたのかな？
疑問を巡らせながら席に着く。
jm「…もらったの？誰から？」
勉強の手を止めて興味津々のジェミン。
「ジフン君っていう高校の友達。」
jm「仲良かったの？」
「うーん、普通かな。」
jm「見せて。」
そんな気になるの？
他の人が何あげたかってやっぱり気にするもん？
ー
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作者名：Sabi Wabi | 作成日時：2021年11月6日 14時
