Dive into you (ページ12)

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週末

早速チョンロのお家に遊びに行くことを約束して、

朝準備をする。

なにを着ればいいんだろう。

テガリと遊びたいから動きやすい服装がいいよね。

ジーパンとシャツにあかいカーディガンを羽織ることにした。

今日はお休みだからいつもよりちゃんとメイクと髪の毛をして外に出る。

ジェミンくんは玄関で待っててくれてたみたい。

jm「Aちゃん！おはよう！」

「おはよう。待ったかな？ごめん」

jm「ううん、全然。今日もかわいいねぇ。」

「ははっ、ありがとう。」

今日はななちゃんの日だ。

ルンルンでエレベーターのボタンを連打してる。

テンション高いなぁ、、、

自然に手を繋がれて距離が縮まる。

いいにおいがする、、、

最近はいつも手を繋いで登校してるから、少し慣れた。

でも、なんだか今日はジェミンくんのミントグリーンのパーカーが

眩しくて落ち着かない。

jm「あ、Aちゃん、靴紐ほどけてるよ。」

「ほんとだ。」

くつひもすぐにほどけちゃうなぁと思いながら結ぼうとすると

急にジェミンくんのつむじが見える。

jm「ナナ、ほどけない結び方知ってる。」

すごくドキドキ、した。

jm「はい、できた。」

「あ、ありがと。」

私を見上げるジェミンくんの笑顔が今日は

とてもいい天気だからか

わたしがなんだか落ち着かないからか

とてもキラキラしていて大きく胸が跳ねた。

顔に熱が集まるのを感じる。

時が止まったように息ができなくなった。

ジェミンくんを好きにならないようにって思ったのに、

こんな笑顔を見たらそんなこと、

できなかった。

好きだなぁ

ジェミンくんが。

jm「あれ？どうしたの？」

惚けてたわたしを覗き込むジェミンくんにまた顔が赤くなるのを感じる。

jm「ん～？どうしたの顔赤いよ？」

「なんでもない。」

ごまかせるわけないけど、このままだと恥ずかしすぎるから

すこしの抵抗をする。

jm「？いこっか？」

「うん。」

照れ隠しに

今度は自分から手を繋いで歩きだす。

jm「…」

ジェミンくんの顔がにやけてたのは多分見間違いじゃない。