8.狂わせ ページ8
Aside
体が後ろに退かれ振り向くと青いマフラーに身を包み市松模様の羽織を着る1人の少年がいた。彼はとても驚いた表情でこちらを覗いては僕や夏帆、お母さん…麗さんを順番に見ては顔を歪ませていた。
『花札の耳飾り…あれが竈門炭治郎(ボソッ』
その時頭の中にある映像が流れた。楽しそうに本を開く少年。あれは…前世の"俺"だ。俺の手には漫画があってその内容は今の状況そっくりで…このあとある夫婦の夫が鬼にされるんだ…
そう思った時視界の隅にその夫婦が映った。ヤバい、そう思い俺を抱えていないもう片方の無惨の腕をさりげなく押さえ込むように掴む。だけど所詮子供のましてや4才の力だ。当然大人に叶うはずもなく振り払われると同時に無惨の爪が男性の首を引っ掻き、引っかかれた男性はものすごく苦しみはじめた。
だが、少し原作と違う点があった。無惨が引っ掻いたのは夫婦の夫思われる人ではなくその夫婦の近くにいた一般男性の首を掻いた。
何故だと考える暇もなく、その男性の回りに群がる人たちの波に押され段々とその場を離れていく。その際に炭治郎ともはぐれ炭治郎を伺いながらその場を去ろうとする無惨は、驚きを隠しきれず震える麗さん、何があったか理解ができていない夏帆を連れてその大衆に背を向ける。
歩き始めた時に聞こえた炭治郎の「鬼舞辻無惨!俺はお前を絶対に許さない!!」台詞を聞いていると遠くの集団に1人の女性と少年が見えた……あれは、
『珠世さん、兪史郎…』
まさか、その呟きが鬼舞辻無惨に聞こえてただなんて俺は考えもしなかった。そしてまたこの小さな呟きが俺の人生を狂わせるなんて思わなかった……。
----------------
たまに覗きに来てはいたけどそろそろ更新しないと1ヶ月放置になりそうで怖かった我氏。
内容は決めてんだけど書くのもめんどくさい我氏(おい(めんどくさがりやでマイペース野郎)
近いうちにまた更新しときたい…のとまた私の地獄への道、テストがもう1ヶ月きります。お勉強タイムになります。その際、更新停止中と表記させていただきます!ですがテスト終了後すぐに帰ってくるので待っていてくれる方がいたら嬉しいです!
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーペア
栗花落 カナヲ
97人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔-さく- x他1人 | 作成日時:2020年5月7日 5時