*2. ページ3
「ってことが昨日会ったのよね。
まじないわ。」
肩肘をついて大学の食堂で半泣きで愚痴っていると。
私の友達は手をたたいて爆笑し始めた。
そお言うやつだ。
「マジウケるんだけどww」
こいつ…。
思っていても言わない私の優しさ。
「あ、......丁度いいじゃん。
今日警察学校の学生と8対8で合コンの予定だったんだけど急遽さやか熱でたし
紗羅来なよ。」
「フリーになったなら丁度いいじゃん!こっちも人足りないの寒いし!あんたには将来有望株の男紹介するんだから‼‼‼なんかイケメンが4人は確定らしいよ???」
「男忘れるのには新しい男よ‼‼」
バン
と大きく背中を叩かれて飲んでいたコーヒーが鼻に上りかけた。
でも今日もほんとは彼と過ごす週末の予定だったし。
そんなの考えたくないから行くのも悪くないかな。
『いぐ…………。』
彼のこと思いだしてたら涙が出そうになって代わりに鼻水が出た。
「大丈夫だから、女より男のほうが多いんだから‼‼‼
私もついてるから、ね?私の顔も立つし‼!」
どっちが本音かわからないけど。
今の私には4ミジンコレベルの優しさも大洪水を呼ぶんだよ。
ほんとこんな友達だけど『すきぃ。』
「知ってる。」
声に出すと彼女はにぃって笑って机に突っ伏した私の頭をそっと撫でてくれた。
私あんな男でもほんっと好きだったんだよなぁ。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜樹耀 | 作成日時:2020年3月3日 17時