新参者 ページ37
交流会も無事終わり、いつもの日常に戻ったある日の事だった
虎杖達がいつものように席に座り、五条がやって来るのを待っていた
が、どれだけ待っても全然来ないのだ
いつもの責める程でもない遅刻である七、八分どころか、二十分余りが過ぎている
夜蛾学長にそろそろ苦情を言いに行くべきだと釘崎が立ち上がったその時だった
がらりと扉が開け入ってきた五条
しかも手には以前虎杖が詰められてた箱を抱えている
｢お疲れサマンサ！｣
｢おっせーよ｣
｢連絡も無しに何してたんですか｣
｢あ！先生！その箱！何が入ってんの？｣
虎杖は若干目をキラキラさせて尋ねるが、手に抱えられた箱に碌な思い出がない伏黒と釘崎は露骨に顔をしかめている
｢どうせろくでもないものじゃない？｣
｢、、、同感｣
｢まあまあそんなカッカしないの｣
カッカする原因の一つとして五条の遅刻も入ってると思うが
箱を虎杖達の前に置いた五条
｢なんとこちら！京都校からやって来た鬼のうつ──｣
｢京都校から来ました。一年の彼岸Aです。お久しぶりですね｣
｢ちょっとちょっと、最後まで言わせてよ｣
五条が言いきる前にあっさりと普通に箱から出てきたのはA
以前と同じにこやかな笑みを浮かべていた
｢！、伏黒恵｣
(、、、、こいつが真希さんの言っていた器)
脳裏によぎったのは団体戦開始直後、真希が突然告げた器の事
｢へぇ、、、釘崎野薔薇｣
(顔も綺麗だしなかなかスタイル良いわね)
｢俺、虎杖悠仁！宜しくな｣
(釘崎や先輩と違ってすっげえおとなしそうだな、、、)
三種三様子各々がAに自己紹介をした其の時だった
虎杖悠仁という言葉にピクリと反応したAが一歩虎杖に近づいた
｢久しぶりですね、宿儺の器さん。
ずいっと覗き込むようにして虎杖をみつめるA
｢へ！うん俺と言うより五条先生と東堂だけど。そう言えば彼岸って何のうつ──｣
｢何故言う必要があるのでしょうか？｣
彼岸の顔は笑っているはものの先程と違いどこか冷淡に見える
｢ゑ？｣
ぴきりと固まった虎杖
｢どうせ言ったとこで何にもならないですし私、貴方達をよく知らないもので｣
──教える義理なんてないでしょう？
とでも言いたげにAが小さく笑った
───
少し訂正しました
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Contrast(プロフ) - ぴぴさん» ぴぴ様ご指摘ありがとうございます！私自身全然気付いておりませんでしたので、教えて下さり有り難うございます！より楽しんでいただけるよう努力させていただきます!! (2021年4月3日 0時) (
レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - とても面白いですね。すこし嫉妬しちゃうぐらいです。ただ、文章の句切りがついてない変なところで改行をしていて、読みにくいときがあるので気をつけた方がいいと思います。 (2021年4月2日 20時) (レス) id: ec02a6ee69 (このIDを非表示/違反報告)
Contrast(プロフ) - りんごさん» そう言って頂けて幸いです!ありがとうございます! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 好きです^ - ^更新頑張ってください (2021年4月1日 0時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Contrast | 作成日時：2021年1月28日 0時
