・ ページ13
ところ変わって、伏黒と加茂はAが援護を止め、その場を去った後区域内にある寺院にいた
あえて死角を通り抜ける伏黒の後を追うように三本の矢が追いかける
振り返った伏黒が一つの矢を止め、
伏黒が矢を振り払うと矢尻に付いていた少量の血が壁に走った
物理法則無視の軌道は加茂家の術式である
追尾する矢の対応をしていた伏黒の元に加茂が追い付く
｢同時にもう一種式神を出せるだろ？出し惜しみされるのはあまり気分がよくないね｣
｢加茂さんこそ矢ラス一でしょ。貧血で倒れても助けませんよ｣
｢心配要らないよ。これらは全て事前に用意したものだ｣
(赤血操術 自身の血と其れが付着した物を操る血筋大好きな御三家らしい術式だな)
(十種影法術 禪院家相伝の術式の一つ 影を媒体とした十種の式神術 真希や真依にも此れが残っていればね)
加茂が最後の矢を天井に向けて放つ
破壊された天井の破片が伏黒に襲い掛かる
その隙に加茂は伏黒の前から姿を消した
と思えば一瞬で伏黒の前に現れた加茂
咄嗟に呪具で受け止めるが先程までとは桁違いのパワーに腕が痺れる
｢よく反応したね。気を抜くなよ｣
加茂の目の周りには痣のようなものが浮き出ていた
一方、三輪は真希に刀を奪われてから、完全に手持無沙汰となりその場でたそがれていた
ふと着信音が響く
｢はい、役立たず三輪です｣
[眠れ]
聴くや否やフッとその場で倒れ、眠りだした三輪
狗巻の呪言だ。呪言は携帯などの物を介しても効果を発揮する為、三輪はすっかり夢の中である
そして肝心の狗巻はパンダが寄越したメカ丸の携帯を使っていたのだろう。メカ丸の腕をほっぽり投げて、側で控えていた玉犬を撫でる
[戻れ]
その言葉と共にスッと影に溶け消える玉犬
｢こんにちは｣
[眠れ！]
同時だった。いやほとんど反射で呪言を使った狗巻
樹の上で此方を見つめる少女
呪言が効いていない。効いていたかもしれないが耐えたのか、此方をクスクス笑って言う。
｢あぁ、貴方が狗巻さんでしたか｣
Aは加茂と伏黒の戦いからしれっと抜けた後、手っ取り早く勝つために、二級呪霊を探し
ていた
なるべく広範囲で索敵をし、ボス呪霊を見つけ出そうと自分の策敵に引っ掛かったモノを探していた
まあ、其処に狗巻が居るのは予想外だったが
加茂に言われた通り咄嗟に呪力で耳や頭を庇った為、其処まで呪言は効いてなかったのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Contrast(プロフ) - ぴぴさん» ぴぴ様ご指摘ありがとうございます！私自身全然気付いておりませんでしたので、教えて下さり有り難うございます！より楽しんでいただけるよう努力させていただきます!! (2021年4月3日 0時) (
レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - とても面白いですね。すこし嫉妬しちゃうぐらいです。ただ、文章の句切りがついてない変なところで改行をしていて、読みにくいときがあるので気をつけた方がいいと思います。 (2021年4月2日 20時) (レス) id: ec02a6ee69 (このIDを非表示/違反報告)
Contrast(プロフ) - りんごさん» そう言って頂けて幸いです!ありがとうございます! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 好きです^ - ^更新頑張ってください (2021年4月1日 0時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Contrast | 作成日時：2021年1月28日 0時
