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「あっ小瀧、あのさ」
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部活が終わって、はやくAの元へ行こうと、
はやく着替えて「お疲れ様です！」って言った後に、シゲに話しかけられた
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「なに〜？」
「あの、お前の親友ちゃん。
親友ちゃんに、伝えてくれへんかな」
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いつもより真剣な目をしていた
“親友ちゃん”というのは、恐らくAの事で、
俺も見てわかるくらい、動揺していた
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「変な話ちゃうから。
…“冬の向日葵”、小瀧もあの子から聞いてへん？」
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嫌な予感がした
Aを見ていればわかる
俺がいなかった間に、その向日葵を探す先輩と、
恋におちた事など、見ればわかるんや
なんで、
なんで今なん…？
やっと、少しずつ俺の方に戻ってきてくれてるのに、
なんで？
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「…聞きたない。
俺があの時、どれだけ必死になってその先輩のところへ行かせないようにしたか。」
「小瀧がそんな事しても、あの子の気持ちは変わらへんやろ」
「変わんなかったよッ！！
……でも、悔しすぎるやろ……
何でなん…何でこんな簡単に取られて、俺やって必死なんにッ
学校で会えなかった空白の二ヶ月で……俺絶対嫌やからな、その先輩に何があったか知らんけど、
何年想ってきたと思ってんねん、ふざけんなよッッ」
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「かっこ悪いな、小瀧」なんて、シゲから言われる日が来るなんて思わへんかった
わかってる、十分すぎるほど
自分でもわかってんねん
けど、こうするしかなかったんや
悔しくて、こうするしか
Aがその先輩の事を忘れてしまえば、
何事もなかったように、俺は隣にいれるって
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昨年もそうだった
冬に近づいて、Aが口にしたんだ
�猖召蓮◆氾澆慮�日葵”って信じる…？��
今年は違った
少し違った言い方をした
何でやろ、それがすごく怖かった
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“ 何で思い出したん、先輩の事 ”
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俺の中で黒い感情が、
渦を巻いて、それをそっと押し殺した
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rea_ura_0402(プロフ) - 今更ながら作品を見つけ読みました。普段占ツクで泣くこともコメントを送ることもないのですが、どうしても伝えたくてコメント書きました。とっても素敵な作品を書いてくださりありがとうございました。感情移入しまくりで大泣きでした。これからも応援してます。 (2022年8月11日 20時) (
レス) @page41 id: f1fd61defe (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 何年たっても読み返したくなります、本当にありがとうございます！ (2020年9月29日 21時) (レス) id: 506b59ce48 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 涙で顔がぐちゃぐちゃ＞＜感動しました！ (2018年4月1日 13時) (レス) id: dec8b947a5 (このIDを非表示/違反報告)
hill - 1年前に読んだこの作品が無性に読み返したくなりました。もう何度読んでも泣けます（；＿；） (2018年1月14日 12時) (レス) id: b003b38c7c (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - はじめまして〜、めちゃくちゃ泣けます電車で読んで涙目なって、お家で読めばよかった〜って後悔するくらい泣けます、、また読み返します〜（ ｉ _ ｉ ） (2017年10月11日 11時) (レス) id: 3d7ec2a38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2015年10月30日 8時
