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次の日、私は授業そっちのけに先輩を探した
無駄に広い敷地内に舌打ちをしながら、
息を切らし、ただガムシャラに外を駆け回った
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覚えてる
誰も気づいてない秘密の場所
覚えてる
誰も気づいてない美しき“黄色”
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覚えてる、アレは夏に咲く花
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「…そうだ、あの時」
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声も何も聞こえなかった
夏休み、グラウンドでは運動部が活動してるはず
校内では吹奏楽部、軽音楽部、ダンス部、和太鼓部、合唱部……
あの時、先輩と出会った時、
風の吹く音、先輩の優しい声、
他に何も、聞こえてはこなかった
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学校内、一番奥深くへ行ってみた
そう、覚えてる
秘密基地への道しるべのような、木の道
駆け抜けた
人ひとり通れるくらいの、木の道を
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覚えてる
ここで私は、先輩と手を繋いだ
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�燹弔△�ん、かな��
.
先輩が木の道に入る前で待っていてくれた
一緒に入ろうと、先輩は笑っていた
先輩の背中を眺めながら歩いていた時、
ふと先輩が立ち止まり、私を捉えたんだ
先輩は私の手と先輩のソレとをそっと重ね、
真っ赤になる私をみて、そう優しく問いかけてくれた
首を大きく横に振ることしか出来なかった
言葉は出せず、ただ首を横に振ることしか
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�燹弔い海���
.
優しく手を引いて歩く先輩
歩けていた、違和感も何もなく
歩けていた
.
�犲蝓�大きいんですね��
�爐呂呂呂叩銚斥佞砲気譴襪箸�すぐったいわ��
.
楽しかったあの時間、どうして私は忘れていたのだろう
どうしてここの道での思い出を、忘れていたのだろう
.
木の道を駆け抜けている
この道を抜ければ、先輩がいる気がした
今は無いであろう“黄色”を、
まるであるかのように眺める先輩が
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なんでだろう
すぐそこに、いる気がした
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rea_ura_0402(プロフ) - 今更ながら作品を見つけ読みました。普段占ツクで泣くこともコメントを送ることもないのですが、どうしても伝えたくてコメント書きました。とっても素敵な作品を書いてくださりありがとうございました。感情移入しまくりで大泣きでした。これからも応援してます。 (2022年8月11日 20時) (
レス) @page41 id: f1fd61defe (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 何年たっても読み返したくなります、本当にありがとうございます！ (2020年9月29日 21時) (レス) id: 506b59ce48 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - 涙で顔がぐちゃぐちゃ＞＜感動しました！ (2018年4月1日 13時) (レス) id: dec8b947a5 (このIDを非表示/違反報告)
hill - 1年前に読んだこの作品が無性に読み返したくなりました。もう何度読んでも泣けます（；＿；） (2018年1月14日 12時) (レス) id: b003b38c7c (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - はじめまして〜、めちゃくちゃ泣けます電車で読んで涙目なって、お家で読めばよかった〜って後悔するくらい泣けます、、また読み返します〜（ ｉ _ ｉ ） (2017年10月11日 11時) (レス) id: 3d7ec2a38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2015年10月30日 8時
