◇12 ページ12
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次の日、昼休みの前に�霤沈菁擇了僂鮓�つけた
廊下で楽しそうに男友達と話していて、廊下を歩く女子生徒はみんなその姿見て一度は立ち止まり、
その内の何人かは�霤沈菁擇筺△修陵�達に話しかけていた
先輩の友達は親しげに答えて話していたけど、
なぜだろう、�霤沈菁擇詫�達の背中に少し隠れるように逃げ、
顔も一切見ずに「はい、はい、」と小さな声で答えていた
目を泳がせながら友達に助けを求めるように、その人の学ランの袖をキュッと摘んで、
その友達も困ったように笑い、
「ごめんな、�陲舛磴鷽邑�知りやねん」
そう言って女の子たちに謝って、その友達は�霤沈菁擇稜愧罎鬚櫃垢辰斑，�、
長い足で廊下を歩き始めた
栗色のサラサラなボブヘア、男の人なのに女の人のように美しい
そんな友達の後を慌てて追う�霤沈菁擇蓮∈鯑�私と話してくれた先輩とはまるで違う
人見知りだなんて信じられなかった
あんなに落ち着いていて、写真まで撮らせてくれて、
たくさん柔らかい笑顔を見せてくれた先輩
もしかしたら二重人格なのかもしれない、そんな事まで考えた
あっという間に昼休みになって、あんな先輩を偶然でも見かけてしまったから、
音楽室の前、ドアノブに手を掛けたり離したり、
なかなかその白いドアを開ける事ができなかった
すると後ろから「何してんねん」と笑いを含んだ舌ったらずな声が聞こえて、
「うわっ」と慌てて振り返ると、そんな私にまた楽しそうにへらへらと笑う�霤沈菁�
「入らへんの？」
「…入ります」
「ふふっ…さっお先にどーぞ！」
顔を白くさせたり、震わせた小さな声だったり
泳いだ目で助けを求めたり、そんな先輩ここにはいない
無邪気に笑ったり、柔らかく笑ったり、
優しくて紳士的に「どーぞ」とドアを開けてくれる
どっちが本物で、どっちが偽物か
それとも、どちらも本物か
不思議な�霤沈菁擇忙笋篭縮�を持った
もっと知りたい、もっと知りたいと、
小さな音を立てて閉まるドアに息を飲み、
音楽室の真ん中に立つ私に近づく先輩の足音に、
心臓はドクドクと鼓動する
「…�霤沈菁據�
「うん？」
「今日も先輩を撮ってもいいですか？」
昨日のように床に胡座をかいて、ギターを取り出しながら「ええよ」と言う
そんな先輩が私を見上げた瞬間にシャッターを切れば、
先輩は恥ずかしそうにはにかんだ
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なあちゃむ(プロフ) - コメントの返信ありがとうございました！桜さんの作品は自分の頭の中で映画のように綺麗に想像することができるので本当に素晴らしいです。桜さんの作品、すべて読ませていただきました。どれも素敵で、読み直した作品もあります。これからも更新楽しみに待ってます。 (2016年8月10日 8時) (
レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - なあちゃむさん» 「また明日」っての方でもありがとうございます、とても嬉しいです、読んでくださる方の脳内で映像化されるような情景描写、美しく綺麗な世界になるように心掛けております、なのでお言葉とても嬉しく自信になります！書いてて良かったです、本当にありがとうございます (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 怜奈 桃ジャス民さん» 順調に進んでおられて良かったです、わかりました、応援していますね(^^) (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - 読んでいてその風景を思い浮かべることができました。ストーリーも本当に素晴らしくて、占ツクを読んで泣いたのは春紫苑が初めてです。本当に素敵なお話でした。また読み返します。 (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - コメント失礼致します。初めまして、友達がオススメしているのを聞いて、久しぶりに占ツクにログインして春紫苑を読みました。私が期待していたイメージを遥かに超えて本当に素敵な作品でした。情景描写の美しさ、メンバーのキャラクター、すべてがイメージとぴったりで (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年6月21日 1時
