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後夜祭、軽音もあるかと思えば�霤沈菁擇了僂呂覆�、
あっくんに聞けば参加せずに帰ったという
かといって後悔がなかった自分に少し驚いていた
抱きかかえるように持っていた自分の一眼レフの中に、色の無い目をした�霤沈菁擇�溢れているから、
私はそれだけで満足していて、
その先に現れる輝かしい重岡くん、彼の努力の結晶を見届ける事が出来た、
それが何より嬉しかった自分がいた
けど、そう思っていたのはその日だけ
火曜日から再び始まった学校
先輩の言葉を忘れて昼休みになれば音楽室へ行っていた
どれだけ待っても現れない先輩、あの言葉を思い出しても、
ステージに上がりギターを掻き鳴らし“ヒーロー”になった先輩を最後にもう卒業式まで会えなくなるなんて考えたくなくて、
ただ1人、昼休みを音楽室で過ごしていた
美術館へ行った時に約束した通りに二学期から重岡くんとあのカフェで勉強したり、
再びバンドをなくしたあっくんと、そんな彼のテニスの試合を観に行ったり、
�霤沈菁擇箸瞭�々が失われたのと同時に重岡くんと過ごす時間が増えたような気がした
そんな毎日、気がつけば秋の横目に冬が近づいていて、
蒸し暑かった音楽室は肌寒く、相変わらずエアコンはつけてもらえないから室内でもマフラーを巻いていた
開けっ放しだったあの窓もしっかり閉め切り、あの夏に比べてもそこは無音の世界
カシャ っと鳴る私のカメラの音ですら、壁に吸い込まれるように消えていく
寂しい秋、寂しい私
ぽっかりと空いてしまった心の穴は埋まる事なく過ぎていき、
�霤沈菁攬奮阿砲海海慷茲觴圓呂い覆い�ら、
誰にも見つかる事なく私は音楽室の真ん中に、毎日ぺたりと座り込んでいた
だから驚いた
その無音の世界に聞こえてきたドアの開く音
呼吸が止まり、心臓が跳ね上がるのを感じながら後ろを振り返れば1人の男子生徒
私の姿を目で捉えて、音楽室に入りドアを閉めてもその場から動く事なく口を開いた
「ごめん、…俺でごめんな」
悲しげに揺れるその目
きっと私は肩を落としたのだろう、�霤沈菁擇任覆�った事に無意識のうちに肩を落とし、
無意識のうちに彼を傷つけた
「違うの、」そう言って首を横に振っても、
拳を強く握りしめる 重岡くん は、苦しげに眉をひそめて、
目を固く閉じていた
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なあちゃむ(プロフ) - コメントの返信ありがとうございました！桜さんの作品は自分の頭の中で映画のように綺麗に想像することができるので本当に素晴らしいです。桜さんの作品、すべて読ませていただきました。どれも素敵で、読み直した作品もあります。これからも更新楽しみに待ってます。 (2016年8月10日 8時) (
レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - なあちゃむさん» 「また明日」っての方でもありがとうございます、とても嬉しいです、読んでくださる方の脳内で映像化されるような情景描写、美しく綺麗な世界になるように心掛けております、なのでお言葉とても嬉しく自信になります！書いてて良かったです、本当にありがとうございます (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 怜奈 桃ジャス民さん» 順調に進んでおられて良かったです、わかりました、応援していますね(^^) (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - 読んでいてその風景を思い浮かべることができました。ストーリーも本当に素晴らしくて、占ツクを読んで泣いたのは春紫苑が初めてです。本当に素敵なお話でした。また読み返します。 (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - コメント失礼致します。初めまして、友達がオススメしているのを聞いて、久しぶりに占ツクにログインして春紫苑を読みました。私が期待していたイメージを遥かに超えて本当に素敵な作品でした。情景描写の美しさ、メンバーのキャラクター、すべてがイメージとぴったりで (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年6月21日 1時
