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「よしっ!今日はバーベキューやっ!
バーベキュー!ええやろ!せっかく大毅くんが新潟まで来てくれたんやぁ、俺んとこの野菜、食べてほしいねん!」
崇裕さんのその言葉で、今日は5人でバーベキューをする事になった
縁側で野菜を切り、少し家から離れたところで炭を燃やした
煙が家の中に入らないようにと扇風機を外に向けてつけ、
トモはその扇風機に当たりながら野菜やお肉を切る崇裕さんをじっと見つめていた
「崇裕くん火起きたで〜」
「おっ!流星ありがとう!これ焼いてって、
あとこれも、これも!」
「ちょっ一気に渡すなっ!落ちる落ちる落ちるっ
おい大毅も笑うてないで助けろやっ!」
お腹を抱えて笑う大毅が「ごめんごめん」と言って走る
流星と崇裕さんが二人で落ちないように支えていた間からお皿を何個か取り、楽しそうにスキップしながら焼き場に行って、
「もう焼いてええの?」とキラキラさせた目をして、お茶を運ぶ私を見る
「ははっ、うん、いいんだよ」
「よっしゃー!A何から食べたい?
あっ、崇裕さんの野菜って何が自慢なん?」
「にんじん!焼いたら甘みも増すねん焼いてみて〜!」
「わかりました!」
私たちの会話が聞こえていたようで、縁側から崇裕さんがそう言ってグッと親指を立てていた
そんな崇裕さんを見てトモも小さな手で親指を立てて、なぜか流星まで同じ事をして私たちの方を見る
おかしくて笑っていたら、軍手をした大毅も親指を立てて、
誰よりも楽しそうに、ニカッと笑う
「…俺わくわくしてる」
「バーベキューに?」
「何年振りやろ、ほんまに」
お肉と一緒に何よりも早く焼き始めたにんじんを眺めながら、
大毅は目を細めていた
お肉と野菜を串に刺していた流星も嬉しそうに、
大毅を見て笑みを浮かべてた
「…おっ、これもうええんちゃう?」
「本当だね!はい、お皿」
「ありがとう、…トモお肉焼けたで〜!」
「はーい!」
崇裕さんの隣にいたトモがぴょこっと縁側を下りて、サンダルを履きトテトテと走ってくる
大毅の足元で両腕をいっぱいに伸ばして笑うトモは国宝級に可愛くて、
思わず口元が緩み、慌ててそれを隠す
大毅はしゃがみ込みトモと同じ目線になって、
息を吹きかけて冷まし「あーん」と言って、一口サイズにしたお肉をトモに食べさせてあげていた
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桜(プロフ) - りりさん» 中間先生との絡み、望くんとの絡み、是非とも私も書いてみたいです、番外編の更新が暫く出来ていなくて本当に申し訳ありません、りりさんのリクエストも是非、綴らせていただきたいなと思います、リクエストありがとうございます、これからも頑張ります(^^) (2017年2月2日 20時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - りりさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません、色々顔からありがとうございます、すべて手にとっていただけただなんて光栄です…切ない話を得意としている中、それだけではあまりにも苦しいです、物語のどこかで温かさを感じていただけたらなと思っていたので、お言葉嬉しいです (2017年2月2日 20時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 見たいな、なんてわがままを言いたいです(>_<)生意気にすみません.本当にどの作品も大好きで、これからも影ながら応援しています!!素敵なお話をありがとうございます! (2016年10月10日 21時) (レス) id: a6bde4a923 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - コメントし失礼します!色々顔で桜さんお見つけして素敵なお話で、他の作品すべてにお邪魔させて頂きました!世界観が素敵で、切なくて温かすぎるみんなに泣かされています..もしよろしかったら、淳太くんとの壁を乗り越えた後のストーリーと、のんちゃんとの絡みが再び (2016年10月10日 21時) (レス) id: a6bde4a923 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 葵恋さん» 返信が遅れてしまい申し訳ないです、沢山読んでくださりありがとうございます!長いお話が多いので疲れたかと思います汗 彼が絡めばどれだけ苦しい恋でも美しく描ける気がしています、うわがき愛!嬉しいです!これからも頑張りますね、お言葉嬉しかったです (2016年8月23日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜 | 作成日時:2016年5月29日 13時